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旧ディジョン日記(移転しました)

以前フランスの地方都市ディジョンでフランス語を学んでいました。

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不規則動詞活用のコツ:上級編 単純過去のおぼえ方 覚書

写真をアップしようとしたら、寮のポンコツサーバーの容量を超えているらしく、上手くいきませんので、別の記事を書きます。

久しぶりに動詞活用の話。単純過去の動詞活用の整理。単純過去は今日ではあまり頻度の高くない時制ですが、全く使われないわけじゃありません。先日もアヴィニョンに行ったとき、アヴィニョン橋の歴史の説明を読んでいたら、バッチリと単純過去が使われていました。やっぱり知らないと、と思い記事にしてみます。

新年早々、勉強の話ですいません…。しかし、写真がなければ他にネタがない!

※今回の記事は、タイトル通りある程度フランス語を学んでいる人向けです。従ってご容赦願います。

不規則動詞の単純過去の僕個人の暫定的な整理法は(今後書き直す可能性あり)、以下の3パターン(+例外)にまとめられるでしょうか。

1.過去分詞型
2.過去分詞変音型 過去分詞の u が i 音に変化 
3.i 音型
4.ほんとに不規則型

1.過去分詞型
過去分詞をそのまま用いて活用語尾をつけるタイプです。
avoir, pouvoir, savoir, vouloir, prendre, mettre などがこれに当てはまると思います。

・avoir

j'eus / nous eûmes
tu eus / vous eûtes
il eut / ils eurent

過去分詞 eu + -s, -s, -t, -mes, -tes, -rent というように出来ているのが伺えます。
savoir, pouvoir, vouloir, devoir, vivre, boire, valoir など、
かなり多くの動詞がこのパターンに収まるかと思います。

なので、過去分詞をちゃんと覚えていたら、単純過去はそんなに怖くない!はずです…

・prendre の 過去分詞は、pris ですので…

je pris / nous prîmes
tu pris / vous prîtes
il prit / ils prirent

過去分詞に現れる s を除いた残りの部分に活用語尾をつけているのが伺えます。mettre も同型の変化です。

・dire もこのタイプに含めることが出来るかもしれません。

je dis / nous dîmes
tu dis / vous dîtes
il dit / ils dirent

単数人称は、現在形と同じ形なので注意が必要です。


2.変音型

これも結構多いと思います。
過去分詞にあらわれる u の音を i に変化させて作るタイプです。

典型的な動詞は、entendre タイプの動詞。

・過去分詞は entendu ですが…

j'entendis / nous entendîmes
tu entendis / vous entendîtes
il entendit / ils entendirent

・rompre も rompu と過去分詞はなりますが、

je rompis / nous rompîmes
tu rompis / vous rompîtes
il rompit / ils rompirent

・voir は、このタイプに入れられるのかもしれません。

je vis / nous vîmes
tu vis / vous vîtes
il vit / ils virent

単数人称は、vivre の現在形と同型になるので注意が必要です。

・battre もこのタイプですかね。

je battis / nous battîmes
tu battis / vous battîtes
il battit / ils battirent

・vaincre convaincre といった厄介な活用動詞もこのタイプだと考えます。

vaincu, convaincu が過去分詞ですが、「キュ」の発音を、「キ」に変えているため綴りが変化していると考えられます。したがって…

je vainquis / nous vainquîmes
tu vainquis / vous vainquîtes
il vainquit / ils vainquirent

となります。


3.i 音型

・plaindre, peindre, joindre などのタイプの動詞は全て i 音の語尾をとります。これはある意味規則的です。半過去形と同型 + i + 活用語尾をつけると考えます。

je plaignis / nous plaignîmes
tu plaignis / vous plaignîtes
il plaignit / ils plaignirent

je joignis / nous joignîmes
tu joignis / vous joignîtes
il joignit / ils joignirent

・conduire, construire, séduire などは次のホントに不規則の例外に入れようとも思いましたが、一応このタイプに分類しておきます。これらも、半過去形と同型の語幹に i を加えて作るからです。また écrire もこのタイプに入れることにします。

je conduisis / nous conduisîmes
tu conduisis / vous conduisîtes
il conduisit / ils conduisirent

j'écrivis / nous écrivîmes
tu écrivis / vous écrivîtes
il écrivit / ils écrivirent

4.ホントに不規則型
とりあえず、今のところ3つの動詞は本当に不規則だなぁ…と考えています。

être, faire, naître の3つだけ。もしかしたら他にもあるかもしれません。

・être

je fus / nous fûmes
tu fus / vous fûtes
il fut / ils furent

・faire

je fis / nous fîmes
tu fis / vous fîtes
il fit / ils firent

この2つは混同しやすいので注意しましょう。

・naître

je naquis / nous naquîmes
tu naquis / vous naquîtes
il naquit / ils naquirent

これは意外な活用をします。
connaître は 1の過去分詞型に当てはまるので、ちょっとヤヤコシイです。

まとめ

このように整理してみると、単純過去を覚えるという作業は、どの動詞がどのパターンに当てはまるか、分類していくだけで、グッと簡単になるかと思います。繰り返しますが、かなりの動詞が1の過去分詞型に当てはまるので、まずは過去分詞をしっかりと把握しているということが、やはり大前提となります。その上で、気をつけるべき活用を押さえていくという作業をすると、効率がいいと思います。

全ての活用パターンを見ていくと、規則動詞をも含め、a, i, u + 単純過去の活用語尾をつける、という形で出来ていることに気づきます( a :一人称単数だけは ai となります)。となると、かなり簡略化すれば、母音 a, i, u の3パターンを覚えればいいだけで、単純過去は楽勝!となるかもしれません。さらにいえば、a をとるのは、第1群規則動詞だけなので、i と u の違いだけに注目すればいい!こんな簡単なことはないっ!(「そんなにうまく行く訳ねーよ」という反論は適宜大歓迎です)。

気をつけるべき動詞を他にも挙げておきますと…

・plaire と pleuvoir 
共に過去分詞 plu から作り、3人称単数形が il plut と同型になります。

・croire と croître, accroître
共に過去分詞から作りますが、
croire は je crus になる一方で、
croître は je crûs になり、アクサンがつきますので注意。
しかし accroître は、 j'accrus になるのでさらに注意が必要です。

・soustraire, extraire といった -traire で終わる動詞
なんと!これらには単純過去形そのものがありません。
語源が他の動詞と違ったりするのかもしれませんが、詳しいことは分かりませんなぁ。
これを利用すれば、フランス人相手にイジワルな問題を吹っかけることが出来るのかもしれません。
「soustraire の単純過去はなーんだ?」と。僕はこんなイジワルしたことないですが。

おっと、少しマニアックだったかな…。
しかし、これを知っていたら、19世紀以前の大作家たちの文章も怖くないっ…はずです。

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今回の記事は、自信あり!なので、初めて真面目に記事にバーナーを貼ってみました。
いや…マニアック過ぎて、誰も最後まで読まない可能性のほうが高いなんてことは考えないようにします…(汗)

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活用について覚書(前回の続き)

活用についての覚書。

前回の内容をさらに発展させたいと思っているのですが、これは暗黙知のようなもので、なかなか説明しにくく、前回以上にまとまらない内容になるかと思いますが…。

動詞活用について。

語幹が2つ以上あるパターンは、現在形を見ると、その動詞の活用のパターンの特徴がつかめると考えています。
古いフランス語まで、さかのぼったわけじゃないので、あくまで仮説ですが…。



現在形の語幹の交代は、3つのパターンに分類できると思います。

パターン①:規則動詞、と一部の不規則動詞(courir など)
je A / nous A
tu A / vous A
il A / ils A

→語幹1個のタイプ


パターン②
je A / nous B
tu A / vous B
il A / ils A

パターン③
je A / nous B
tu A / vous B
il A / ils B


例えば…

tenir は②だと考えられます。

je tiens / nous tenons
tu tiens / vous tenez
il tient / ils tiennent

prendre も②かな。

je prends / nous prenons
tu prends / vous prenez
il prend / ils prennent

というのも、「ティャン/ティェン(ヌ)」と「テゥ」(1&2人称複数)、「プラン/プレン(ヌ)」と「プル」(1&2人称複数)
という2つの語幹があると考えられ、

さらには、前者が語幹のほうに音の重点が置かれ、後者は活用語尾のほうが強いと考えられます。



résoudre は③

je résous / nous résolvons
tu résous / vous résolvez
il résout / ils résolvent


bouillir も③

je bous / nous bouillons
tu bous / vous bouillez
il bout / ils bouillent

--------

こうやって見てると、

現在形の1~3人称の単数形は、
語幹の後ろのほうを切り落とした形じゃないか…と思えてきます。

例えば、devoir

je dois / nous devons
tu dois / vous devez
il doit / ils doivent

見ての通り、doiv- dev- という2つの語幹があり、
前者(語幹の音が強い)で、接続法・半過去(1~3人称単数&3人称複数)をつくり、
後者(語幹の音が弱い)で、条件法・未来形をつくる。

現在形の1~3人称単数では、doiv- の語幹を用い、Vの音を切り落としているのではないか…と。


先に挙げた bouillir では…

J(ュ)の音を切り落としているので、

je bous / tu bous / il bout となります。



tenir に関して言えば…

弱形の ten- と、強形の tiendr- という2つの語幹を持ち、(tienn- も含めるなら3つの語幹)

現在形の1~3人称単数では、強形の tiendr- のうちの、dr- という音を切り落としているのではないかとも考えられます。




前回の記事も含めて、このようにして考えていくと、

語幹を3つ以上持つ不規則動詞(単純過去の語幹は除く)は、

avoir être pouvoir vouloir などなど、本当に限られたものになってきます。



うーむ…

しかし、都合2回に分けて紹介してきた考え方は、決定打でないのもまた確かで、

例えば…

cueillir 

assailir

という2つの動詞は同様に活用するのだと思っていたら…

未来形では、一方が

je cueillerai / nous cueillerons

になるのに対して、他方が

j' assaillirai / nous assaillirons

となる始末…

cueillir は cueille が語幹だという説明が成り立ちますが、もう一方では成り立ちません。

まぁだから「不規則」なんですが…。


16世紀以前の、古いフランス語まで遡っていけば、何か詳しいことが分かるのかも知れません。やるのか…そこまで…。

他の人は、どのように「不規則活用」を整理しているのか、

根性で丸暗記するだけなのかどうか、

完全に言語化できないにしても、なんとなく組織立ているのかどうか、少し聞いてみたいものです。


まぁ、あくまでも、これは僕個人の場合、ということで。ではでは。

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フランス語:動詞の活用のコツ

 フランスはすっかり秋です。雨が降ると肌寒く感じるほど。

 8月の授業以来、幾人の人にとって、自分は「動詞の活用キ○ガイ」とか、「活用マシーン」として認知されるようになりました。

 フランス語学習の大きな障壁として、動詞の活用という厄介なものがあります。

 動詞の活用とは、英語でいうなら、do does didといったものです。

 フランス語の場合、英語と比較すれば、遥かに動詞の活用が複雑です。直説法現在の1人称・2人称・3人称の単数&複数の活用はもちろんのこと、その他に、

 ・直説法半過去
 ・直説法未来
 ・条件法
 ・接続法 

 と、最低でもこれだけの語形変化を覚えなくてはなりません。さらに加えて、それらの複合時制と、昨今では、廃れつつある単純過去、接続法半過去の語形を加えれば、丸暗記しようとすると大変なことになります…。

 基礎的な単語に関しては、ほぼ活用を覚えてしまった自分にとっては、後は、抜けているものや、忘れかけているものを覚えなおす作業を残すのみで、厄介でも何でもないんですが、一から覚えるとなると、やはり大変みたいです…。この困難は国籍を問いません。

 8月の授業では、フランス人にとっても厄介な単純過去の活用を答えてしまってから、「活用バカ」と渾名が着いてしまいました。

 ただ、やはり自分も苦労しました、コツをつかむまでは。コツをつかんでから、結構楽に覚えれるな、と思ったので、そのことを紹介してみることにします。

 したがって、以降はある程度知ってる人向けの記事。

--------  

いきなりですが、以下の動詞の不定詞・法・時制を答えてみてください。

je courais

正解は、後述。

なぜこの動詞を選んだかというと、この動詞の活用表を見ているときに、

「あ…フランス語の動詞の不規則活用はある意味、規則的だな…」と思うようになったから。

さて、この動詞の不定詞は、courir 「走る」という動詞です。

直説法現在の活用は、

je cours / nous courons
tu cours / vous courez
il court / ils courent

となります。


直説法半過去。

je courais / nous courions

したがって、上記の問題は、courir の直説法半過去です。


ついでに接続法現在。

je coure / nous courions


さて、ここで2問目。次の2つの法と時制を答えてみてください。

je courais / je courrais

一見すると何が違うのか…って感じですが、

前者は半過去、後者は条件法現在です。よく見ると、後者は -rr- と綴られているのが分かります。

そこで…


単純未来。

je courrai / nous courrons


条件法現在。

je courrais / nous courrions

---------

この活用に出会った時に、ある仮説のもとに、大学時代に習ってきたことを疑ってみました。

大部分の動詞においては、条件法と未来形は、不定形から作る。

もちろん、「大部分の動詞においては」、という表現は、例外何でもありじゃん、というものなので、
あんまり深くつっこんでもしょうがないんですけど…

自分としては…、「動詞の不定形に活用語尾をつける」という説明よりも、むしろ、

「動詞の『語幹』に -rai -rais -rons -riez といった、Rの音を含めた語尾をつける」
さらに
「Rの音は、未来形と条件法のマークとして機能していて、必ずRの音は保たれる」


と考えるようになってから、不規則動詞のかなりの部分が覚えやすくなりました。

詳しく説明すると、

courir の動詞の活用の一群を眺めてみたときに、変わらない部分として、cour- が現れていることに気づきます。

cour- が語幹でそこにさらに未来形・条件法の時には、-rai -rais を加えている。

さらに突っ込んで、動詞ごとに、語幹に注目する、という作業を始めました。

ただし、ここで言う語幹とは、発音の変わらない部分のことを言います
したがって、つづり字の変わらない部分のことを言っているのではないのであしからず。

courir の説明は、他の動詞にも適用できて…

例えば、payer という動詞を観察してみます。

直説法現在。

je paie / nous payons
tu paies / vous payez
il paie / ils paient

未来形。

je paierai / nous paierons
tu paieras / vous paierez
il paiera / ils paieront

現在形で現れている、語幹の paie + r- で未来形が出来てます。

なお、現在形の1人称&2人称に関しては、

推測の域を出ないのですが、

-ons -ez という母音で始まる活用語尾と、

語幹の母音の衝突を避けるために、半母音を含むYを挟んでいるのではないか、と考えられます。

したがって…、半過去の活用語尾は、-ais -ais -ait -ions -iez -aient と全て母音で始まっているので、

payer の活用は、

je payais / nous payions
tu payais / vous payiez
il payais / ils payaient

となるのではないかと考えられます。

これで、appuyer, essayer, essuyer, nettoyer といった動詞の説明は出来ます(envoyer だけは本当の例外)。

appuie, essaie, essuie, nettoie が語幹だと考えれば。

直説法現在の、単数と、3人称複数は、発音上は、語幹むき出しです。

接続法も同じく、単数と3人称複数は、語幹むき出し。

s'asseoir なんてガチで活用しているのを見たことはないですし、多分、実際活用して見せても、フランス人からも気味悪がられるだけだと思いますが…

現在形で現れている、

je m'assieds

の assié という発音が語幹になって、未来形を作ります。

je m'assiérai

--------

ただ、語幹と一口に言っても、

動詞によっては複数の語幹を持つものが多いのが厄介。

例えば、

plaindre の現在。

je plains / nous plaignons
tu plains / vous plaignez
il plaint / ils plaignent

半過去は、je plaignais

未来形は、je plaindrai なので

この動詞は、plaign- と plaindr- という2つの語幹を持つのが分かります。


résoudre の現在

je résous / nous résolvons
tu résous / vous résolvez
il résout / ils résolvent

未来形は、je résoudrai なので(半過去は省略)

résolv- と résoudr- という2つの語幹です。


acquérir という動詞は、語学学校の先生いわく「これ活用してたら、かなり奇妙に聞こえる」というくらい、

フランス人でも活用がしない動詞らしいですが…(複合過去で使うのがもっぱららしいです)、

一応語幹を拾ってみるならば、

aquier-, aquer- という2つの語幹の音が、常に保たれているのが観察できます(各自で確認を)。

したがって、未来形と条件法では、j'aquerrai, j'aquerrais と -rr- が2つ重なっているのが確認できます。

---------

そして…、

規則動詞の語幹の発音に注目すると、

現在形・接続法の1人称&2人称の複数を除いて、

全て語幹だけ発音で済むことが分かります。


現在。

je donne / nous donnons
tu donnes / vous donnez
il donne / ils donnnent

接続法。

je donne / nous donnions
tu donnes / vous donniez
il donne / ils donnnent

規則動詞の未来形・条件法の発音に関していえば…

不定詞から作る、という意識・教育は止めたほうがいい、というように思うようになりました。

書き言葉としては、至極正しいと思うんですけどね…。

思うに日本は、エクリチュール中心主義ではないかと疑ってしまう。

語幹+ -rai, -rais で作る、と思ったほうが、迷わないな、と。

例えば…

améliorer の未来形の発音は、一人称単数現在と同形、つまり語幹を言い切ってから、未来形語尾を足してあげる、と考えたほうが、迷わずに済むと思うのですが…、

他にも…

entrer
rencontrer

などなど…「不定詞から作る」という意識があると、

「アントれれ?」「ランコントれれ?」と混乱してしまいそうになる動詞があります…(実際は「アントるレ」「ランコントるレ」)。

なかなか、思ってても、実践出来ていないのが現状でして…(汗)

--------

結論。語幹は大事だぞ…と言いたかっただけです。

基本的な活用が頭に入っていることが大前提になりますが…、

自分は実際、動詞の活用を覚えるときは、語幹に注目して、まず語幹をしっかりと押さえることから始めます。

語幹だけを覚えるのだったら、1つの動詞に対して、多くても3個くらい(単純過去を含めると最大4個)で、現在分詞・過去分詞を覚えるだけなので、たいした負担にはなりません。

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