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旧ディジョン日記(移転しました)

以前フランスの地方都市ディジョンでフランス語を学んでいました。

ディジョン語学学校CIEFについて質問に答える(追加2)

回答を追加したので、日付を変えて表示しておきます(最終更新4月10日;初出は3月30日)。
えっと、この記事は大方の読者様には関係なく思われるので、読み飛ばしていただいても結構です。ただし、実在の語学学校のことについて書くので、勿論留学を考えている方には何がしかの参考になると思います。

これには複雑な背景がありまして、その説明から始めます。

先日さる大学の関係者の方からコメントを頂きました。コメントの内容を端的にまとめるなら、僕が通っている語学学校の詳細を、現に通っている学生の声として知りたいとのこと。

僕にも答えられるものと答えられないものがあり、そこで僕は思いついたわけです。Facebook 経由で語学学校の僕の知り合いにこのブログを見てもらい、コメントを書き込んでもらってより多くの意見を集めようという企画です。声が増えると嬉しいのですが、僕の日常の勝手気ままな性格が災厄になってないかどうか、不安ですが…(要するに、人望あるかないか分ってしまう企画)。

以下、メールで、例の教育者さんから頂いた質問です(原文を改変しています)。

CIEFには今年8月末から約1ヶ月間、学生の語学研修の引率で行く予定ですが、
学生が集まるか、また今回の震災でどんな影響があるかで未定です。
学生の語学レベルは、DELFのA1~B1程度だと思います。
昨年8月末には下見に行ってセンター長などにお会いし学生寮も拝見しました。
質問等はCIEF本部に訊けばよいのですが、それでも実際ひと月過ごす上で
現役の学生さんから細かい情報を頂ければ大変参考になります。

と言っても、質問は具体的にこれとは特定できません。また比較の対象もおありではないでしょうからお答えするのが難しいとは思いますが、以下の事(私も思いついたままです)お教えください。

・住居(学生寮・ホームステイ)について

質問1)学生寮は、ずばりお奨めですか? どんな雰囲気でしょうか?普通に暮らしやすいですか?

質問2)夏はカフェテリアが休みなので自炊になるのでしょうが、キッチンの使い勝手などお教えください。

質問3)寮のネット環境はいかがでしょう。パソコンを持参なら使えると聞き及んでおります。

質問4)そうでない場合、大学や寮で日本語環境を使えるPCはありますか?特に学生が家族とメールチェックする場合です。

質問5)ホームステイを選んだ方はお知り合いでいらっしゃいますか。

・語学学校について

今回、CIEF以外にいくつか見て回ったのですが、リーズナブルな授業料、パリに
そこそこ近い、ディジョンもそこそこ面白い、寮の施設が比較的しっかりしている、
センター長がけっこう熱い方、などでCIEFを研修先としました。

私の大学の学生は下のレベルで仏語に慣れる、がまず最初で、本来ならば
私立の少人数の学校のほうが適当ですが、やはり授業料の安さは魅力です。

質問6)こちら8月末から4週間の研修に入る予定ですが、夏学期は秋春学期に比べて雰囲気はいかがですか?

質問7)クラスの学生数と学生の国籍割合などお教えください。

質問8)仏語初級、中級の学生が一ヶ月過ごすのに適当な学校でしょうか。

質問9)端的にCIEFで仏語を学ぶのはお奨めですか。

質問10)ディジョンの印象をお聞かせください。(←僕が付け加えました)

と返答に困ることをお尋ねしておりますが、もしよろしければお暇な折りにお返事頂ければ幸いです。



僕の回答…(追加した記事は、(追加→)…本文…(←)で挟んであります。
4月10日分追加は緑です。

↓追記として折りたたんでおきます。

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フランスに来る前に、あるいはフランスの教材

 先週の記事が異なるジャンルに属するものが、ごっちゃになっていて、よくないなと反省したので、今週から、2つ以上の話題がある場合には、記事を分割するようにしました。今週も2つの話題があり、下に別の記事を掲載しておきました(「蚊帳あるいは網戸」)。

 今週は、日曜に野暮用があるので、前倒で更新します。

 さて、今回は少しばかり実用的というより、むしろやや教訓話。Bourgogne大学の語学学校CIEFにある教材の話。

 Bourgogne 大学は、教材を学生に貸し出してくれます。預かり金として20€を支払うと、その資格を得ます。20ユーロは、特に問題が無い限り、学期末に返してくれます。そこにある教材は、本当に優れたものだと思います、日本の本屋に並ぶ多くの教材は、ボッタクリではないか…と思うくらいに。それに加え、やはり生きたフランス語を学ぶ、という姿勢を前面に出した構成になっており、リスニング教材を聞いてみても、容赦なくナチュラルスピードでついてきなさいね!と言わんばかり。文法書、リスニング教材、語彙教材どれをとってみても、練習問題も豊富に掲載されています。というか、練習重視に編纂されているようで、座右に置いておく本というよりは、とにかく量をこなしなさい、という教育方針のようです。まじめに取り組めば、取り組んだ分見返りがあるのは間違いないと思います。ここを利用しないのは損だな…と思わさるほどです。

 少し脱線。実際、自分は今は Phonétique つまり、発音・発声の教材を手元に置いて取り組んでいますが、日本でこんな本見たことない…というくらいに充実した内容。Phonétique は、レベルで言えば、入門。1ヶ月経過したところで、やはり自分の発音・発声が甘い、全然なっていない(幾つかの音が、致命的に弱い)ということに思い至り、できる限り早い時期にしっかりと見直したほうがいいといいと再認し、7月はこれに取り組んでいます。ただし、周囲には、発音をちゃんと…という人はあんまりいないみたいで、Phonétique の教材は人気がなく常に棚はいっぱい。正確な発音を気にしていない人も多い。でも、発音がどうあれ、構うことなくどんどん話してくるから、厚顔って恐ろしい いいことです。日本の人たちの発音は、聞きやすくていいです。やっぱり、完全に異なる母音体系と弁別が難しい幾つかの子音(RとLとかね)があるということを自覚しているからかな…。発音は、自然と身につくと考えることも正しいとは思うけれども、音の弁別体系をしっかりと知っておくことは、リスニングに繋がってくると思うので、手を抜かずやったほうがいいと思い取り組むことにしました。特に、フランス語には Liaison、Enchaînementという、単語同士がくっついて発音される現象があってこれがヤヤコシイので、ちゃんと規則を見直したほうがいいかなと。思えば、自分の出た大学の授業の初級の語学クラスの発音は、いい加減だったなぁ…。限られた時間内では仕方のないことだとは言え…ね。

 話を主筋に戻すと、教材が素晴らしいのは間違いないのだけれど、一つ問題があって、もちろんここはフランスなので、教材はすべてフランス語によるフランス語の教材だということ!したがって、入門者には、少し敷居が高く感じられると思います。しかし、教材もフランス語のものに切り替え、常にフランス語によって考える、という環境に身を置くのが何よりの方法だと思います。つまり、何が言いたいかというと、日本を出る前に、文法書一冊あるいはそれに準ずるものをやっているのとやっていないのでは、スタートの切り方が全然違うと思う。実際、基本動詞の活用も知らずに、フランスにやってきた日本人の何人かは、苦労しているみたいだし、なかなか教材を借りるというという段階にまでは至ってないないみたい。

 情報誌にどれくらいで「語学が身につくか?」なんて、ナンセンスな質問があるけれども、これは個人差で、まったく鵜呑みにはできない、実際書いてある回答は「個人差によりますが…」なんて前置きがあるのが普通でしょう。こっちに来てから自力でどれだけ足掻くか…じゃないでしょうか。そのためにも、よき滑り出しのために、日本で勉強してくるのは、必須だと思います…。

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いろんな人たち。

Mixiから、さる理由により外部に移転しました。Mixiの人たちにはお手数おかけします(いまさら!)。
だいたい日本時間の毎週日曜、夜8時くらいまでには、何らかの更新をしようと思ってます。

2週間目。フランスの夏の日の長さにはいまだに慣れない。夜の10時くらいまで明るく、暗くなったら晩飯という日本の習慣は通用しないのだが、この習慣はいまだに抜けない。

今週…

 月曜日:荷物の配達があったので、授業にはいかず、自室にて待機。その後学校に行って、不在票を見せたら、先生は「配達があったのね」と納得してくれた。配達は時間帯指定ができないとはいえ、うーむ、これで欠席の立派な理由になるのだなぁ。
 その後、夕方にIKEAに行く。IKEAはどこにでもあるらしい…あるギリシャ人のマダムは、ギリシャにもある、値段もモノも変わらない、と言っていた。たまたま、日本対カメルーンのサッカーの試合があった時間帯で、IKEAに置いてあったテレビで、後半の残り5分とロスタイム4分を観戦。日本とフランスのユニフォームは、ともに青色で似てるので、多くのフランス人が立ち止まってちらっとテレビを観ていく。観戦途中で買い物に来ていた夫妻と少し会話になった。自分は日本人だと告げる。試合が終わったら、買い物をする。夫妻に再び会い「日本は勝ったのかい?」と聞かれて、「勝ったよ」と答えた。寮の椅子が硬いのでクッションを中心に足りないものを買い込み。
 
 木曜日:寮近くのスーパーにて、ワインを買う。寮に酒を持ち込むことは、規約を読む限りでは一応禁止されているが、誰も守ってないようだ。自分も堂々と規約を破る。寮の規約では、バカ騒ぎにつながったり、救急車沙汰になったりと色々面倒なことが起こりうるから、という理由で酒は禁止らしい。寮に限らず、フランスでは、街頭で栓の開いた酒類を持ち歩くことは、治安維持の理由から、禁止されていたりもする。フランスに来る人は注意。
 これが自分で買う1本目で、2009年のMacôn(ブルゴーニュのワイン)。約5€なり。感想については、もう少し飲み比べをした後で書きます。

 土曜日:先週と同じように、中心街へ出かけ、買い物をする。天気が怪しかったが、土曜の市場の雰囲気が好きなので、出かける。市場では、肉やらチーズの匂いが混じって、日本では経験できない独特の匂いがする。豚肉と牛肉、野菜、果物を買い込む。先週出会った八百屋のオヤジさん(先週はレタスとパセリを買った)と再び会って、ちょっとした会話をする。なかなか聞き取れないが、どうやら先週のことを覚えていてくれたようだ。
 FNACへ行く。FNACは本屋と電気屋が一緒になったようなお店だが、いわゆる「家電」はなく、電気製品はオーディオ・テレビ・ゲーム機・パソコン・携帯しかない。目当てはラジオ。ラジオと本2冊を買う。

--------自分の周りにいる人たち--------
 まだフランス人の友人はできていないが、自分の周りにはいろんな人がいる。2週間たち、お国柄も何となく見えてきた。以下、自分が見た限りでのその人たちの印象。
 *以下は、あくまで自分が見た限りで、独断と偏見に満ち、決して一般論ではないので悪しからず。

 女性の絶対数が多いので、必然的に女性の知り合いのほうが多くなってしまうのは当然なのだが、とりわけて自分の周りには女性が多いように思う。

・日本人さまざま
 日本人にも色々いる。固まる人、群れない人などなど、知る限りでは、自分を含め14人くらいの日本人がいる。

 自分よりも数か月くらい前に来ていると思われる4人は固まってグループを作っているようだ。別の女の日本人(この人もそこそこの期間フランスにいる)いわく、「あの4人は仲が良すぎて、あの輪には入れない」とのこと。よく4人で学食で食事をとっているのを目にする。
 そのほか、自分と同時期に来たある男の日本人(高校卒業直後にフランスに来た猛者)は、学食で昼食を食べている光景を見ている限りでは、日本の男子3人でよく昼食をとっている。ただし、買い物など必ずしも一緒に行動しているわけではないようだ。
 自分はそういう人たちとは一定の距離を保つ。もちろん、既成の輪の中にはなかなか入って行きづらいものがあるせいもあるのだが。
 とりわけ自分と仲がよい日本人は、教師を辞めて単身フランスに渡ってきた女性。彼女はフランスに永住する希望を持っていて、目的意識がはっきりしており、いろんな国籍の人たちに対して開かれた態度をとるので、彼女といても日本語だけ、ということになることはあまりない。自分とは別の女性限定の寮に住んでいる。一回だけ、彼女とカフェやバーで飲み、お互いの身の上話を話すという機会があった。

・英語を話す奴ら(たぶんアメリカ出身の奴ら)
 厄介なのが、こいつら。若い奴らだけだと思うが、よく固まって集団で行動していることが多い。それだけなら勝手にやってくれ、で済むのだが、夜中に騒ぎ出したりするから、始末に負えない。先日もちょっとしたイザコザがあったらしい。
 また、授業をみている限りでは、英語を母国語とするアメリカ人は、なまじフランスでも英語が通じてしまうだけに、フランス語の文章を読んでも、酷い英語訛りがなかなか抜けないみたいだ。うまく発音できないときに、よく舌打ちする。耳障り。
 もちろん例外もあって、娘と一緒にフランスに来ているというあるアメリカ人のマダムは、英語訛りに苦労しているみたいだが、懸命に打ち込んでいるようで、好感が持てる。彼女は、難しいという理由で自分とは異なるクラスに下げてしまったのが残念だが。

・ドイツ人
 知る限りでは4人いる。男性一人と女性一人と知り合った。ほかにもカップルと思われる一組がいるが、こちらはあまり知らない。ドイツの人たちは、英語を流暢に話せるのだが、アメリカ人とは群れない。また、真面目で基本的には物静かで、好感が持てる。勉学に打ち込む集中力もすごいようだ。以下は知り合った二人。

 男性は、一匹狼で、真面目にフランス語に取り組んでいる。時折、メランコリックに見える顔をして独りで歩いている。自分の名前を「アキラ」と名乗ったところ、アキラといえば「黒澤明」という意外な答えが返ってきた。日本を出る前に何本か観といてよかった。彼は非常に滞在期間が短いのだが、もっと仲良くなっておきたい。また、自分のフランス滞在が限られていることを自覚しており、フランス語に打ち込む姿勢も懸命だ。
 女性は、クラスで一緒のせいもあり、また、お互いに共通の日本人の友人を持っているので、よく話す機会がある。一言でいえば、ゲルマン美人。ナンパもよくされるらしい。それ故に、彼女は、学生寮にて憂き目(警察沙汰)にも遭ってしまったようだ。男性の悪しき欲望というのは、容易に国境を超えるらしい。
 金曜日に、日本人の女性2人と、彼女を招いて自室にてコーヒーを飲むという機会があったのだが(日本のときからのコーヒーを淹れる習慣が役に立った)、その際に日本から復習用に持ち込んだドイツ語の文法書を見せたところ、大笑いされてしまった…。彼女いわく、「こんなドイツ語使わないよ」という例文が散見されるらしい。「silly(バカじゃないの)」とも。うーむ。彼女との会話は、フランス語で試み、お互いにうまく通じないときには英語に切り替える。自分は稀に、ドイツ語も混ぜる。
 また、興味深いことも話してくれる。「聖書に書かれていることを信じているのか?」と尋ねたところ、彼女いわく、「信じていない、自分たちにとっても、クリスマスなどのイベントは楽しみにしてるけど、そんなに真面目にキリスト教を信仰しているわけではない」とのことだ。「何か信仰していないの?」と聞かれ、自分は「何も信じていない」と答えたら、怪訝な顔をされた。「多くの人が、仏教の寺には属しているが、真面目には信仰していないし、自分は信じているか信じていないかでいえば、自分は何も信じていない」と弁明しておいたら、納得してくれた。日本とさほど事情は変わらないようである。
 また、彼女によれば、2002年のドイツワールドカップ以来、ドイツ人も感情を大きく表すようになり、集まって騒ぐのが好きになっている、と言っていたが、アメリカ人ほど数が多くない故か、基本的には静かであり、またドイツ人同士でつるむこともあまりなく、接しやすい。
 
 ドイツ語を復習するよい機会だし、動機にもなるので、ドイツ人の友人を大事にしたいのだが、二人とも滞在期間が短いのが残念。

--------
 ほかにも、ギリシャ人のカッコいいマダム(年齢がおそらく一回り以上違うが、お互いに気にしていない)や、スロヴァキアで英語の本を翻訳しているという女性(彼女は年齢が全く推測できないが、聞こうとも思わないし、自分から年齢の話題を切り出すのは失礼であるのがフランス)とも知り合いになった。彼女たちは、同郷の人たちが周囲にいないせいもあり、ほかの国籍の人たちに開かれた態度をとるので、非常に接しやすい。またフランス語を学ぶことに積極的で、彼女たちとは、フランス語で会話を試みるのだが、自分がうまく話せない、聞きとれないということもあって、よく「君が間違っている」とやり込められる。

 自分がもう少し若かったら、こういう人たちとは絡めなかったかもしれないし、日本人の4人組のように固まっていたかもしれないし、と考えると、留学に早いも遅いもないんだな…と改めて思わされる(もちろん若いゆえの特権もあろうし、そのように青春を謳歌するのもいいだろう)。独断の一般論だが、若い人ほどよくつるむみたいだ(毎晩のように一緒に夕食をして、騒いでいる5~6人の韓国人のグループもある)。逆説的だが、同国人とつるまずに、独りでいることを恐れずにいれば、自然といろんな人と知り合う機会が増えるものだと思う。

 *繰り返すが、上記はあくまで一個人の経験であり、独断と偏見である。

長くなりすぎた…。来週からは記事を小出しにしていきます。では、また来週。

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