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旧ディジョン日記(移転しました)

以前フランスの地方都市ディジョンでフランス語を学んでいました。

サッカー用語3:ポジションについて

ある人に頂いた宿題の続き。

※読みを(片仮名)という形で書いておきますが、これはあくまで目安です。

今回は、選手やポジションについて。

まず、「チーム」は 

・équipe (エキップ)

と言います。

選手一般を指すときは

・un joueur (de foot) / un footballeur (ジュウール/フットボルール)

の2通りがあります。jouer という動詞、football という名詞の変化形ですね。



ポジションについては(僕、今も日本語訳で今もこの様に呼ばれているのか定かではないです。)

フォワード FW

・un attaquant / un buteur (アタッカン/ビュトゥール)

attaquer という動詞(「攻撃する」)、 but という名詞(「ゴール」)の変化形ですね。



ミッド・フィルダー MF

・un milieu de terrain (ミリュー ドゥ テラン)

terrain は、スポーツ用語の場合は、「コート」「グラウンド」という意味で、他にも色んな意味で使われます。文字通り、「コートの真ん中にいる人」ってことですかね…。これについては、ちょっと問題があるので、下で取り上げます。



ディフェンダー DF

・un défendeur (デフォンドゥール)

défendre という動詞(「守る」)そのまんまですね。



ゴール・キーパー GK

・le gardien (de but)

garder という動詞から来ています。これも「守る」を意味します。二つの動詞の違いは今度書いてみようかな。どちらも広い意味で使われる動詞なので、気になる人は辞書を引いてみて下さい。



監督というかコーチというか…は、

・l'entraîneur (アントレヌール)

entraîner という動詞が元になっていて、文字通り「練習させる人」という意味です。「練習する」という意味で使いたい場合、 s'entraîner という代名動詞で使います。

・je m'entraîne à la pétanque.
(僕は、ペタンクの練習をしています)

・les Bordelais ne se sont pas assez entrainés avant le match.
(チーム・ボルドーのメンバーは、試合前に十分に練習できなかった。)

別にボルドーにうらみはないですよ…



ついでに、審判さんは、

・l'arbitre (アルビトル)

これは面白いんですが、ラジオの実況中継を聞いていると、選手は必ず呼び捨てなのに対して、審判は、Monsieur X.(Xさん)と敬称を付けて呼ばれることが多いです。区別を容易にする慣例でしょうね。

僕が聞いて、メモってある例文は…

・le carton jaune sort de Monsieur X.
(イエローカードが、X氏(のポケット)から出てきた)



さて…ミッド・フィルダーのところで提起した問題ですが…

・un milieu de terrain

これは、「ミッド・フィルダー」を指す場合も、文字通りに「コートの真ん中」を指す場合にも使われると思うんですよね…。勿論、冠詞の違い、前置詞の使い方にも違いがあるんですが。例えば、

・les Parisiens circulent le ballon au milieu de terrain.
(チーム・パリは、コートの真ん中でパスを回している)

と可能性としては言えると思うんです。ラジオの放送中にこんな言い方しているかどうかは、今後検証するとともに、読者の皆さんにお任せしましょう。



ちなみに↑の例文の「パスを回す」というのは、

・circuler le ballon (シルキュレ・ル・バロン)

という言い方で出来るようです。「ボールを循環させる」というイメージでしょうか。

・les réseaux de circulation (道路などの交通網)

や、例えば、学校でプリントを配布する時に…

・Circulez les feuilles, s'il vous plaît.
(皆に(行き渡るように)プリントを回してください)

なんて言います。



さらに、試合中に「どっちのチーム」がボールを持ってるとか、どっちが有利か、等々を表す場合、単に都市名・国名の形容詞・名詞を用いて、複数形で「~の人」という言い方をします。

・les Bordelais (ボルドレ;ボルドーのチームの人たち)
・les Parisiens (パリジャン;パリのチーム)
・les Dijonnais (ディジョネ;ディジョン)
・les Toulousains (トゥールーザン;トゥールーズ)
・les Marseillais (マルセイェ;マルセイユ)
・les Brésilliens (ブレジリャン;ブラジル)
・les Japonais (ジャポネ;日本)

とまぁ、こんな感じ。



蛇足。ラジオを聴いていると、どうも実況の仕方に視点の偏りがあるようです。言い換えると、強いチーム側の視点に立っているような気がします。野球とは違って、攻守が目まぐるしく変わるスポーツなので、どっちかに視点を固定するのは、有益なのも分る気がします。

例えば、強豪パリのチームが試合している時には、

・les Parisiens possèdent toujours le ballon.
(パリジャンが常にボールをキープしている)

・les Parisiens ont récupéré l’initiative du jeu.
(パリジャンが、ゲームの主導権を取り返した)

なんてね。常に、パリ視点で実況されていると思うんですが…どうなんでしょ。

また、こんな例文も聞きました。

・Ce ne sont pas les même Marseillais qu'on a vus quand ils ont gagné la Coupe de...
(今日のマルセイェは、彼らが○○カップを制した時に我々が見たのとは同じ物ではない;本調子ではない)

とか、明らかマルセイユ視点。まぁ、この辺は読者様にも研究して頂きたいところです。

野球の巨人‐阪神戦で、こんな実況してたら、少なくとも僕は怒り猛り狂います…。

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サッカー用語2: dégager

今日の更新は3本立てです。他に、「週末の楽しみ:お宅の晩御飯」と「近況報告」という記事を書きました。

昨日、晩飯を食べながら(食べたものは記事にしました)、Europe 1 というラジオ番組にかじりついて、結構真剣にサッカー放送聴いてました。パリ・サンジェルマンのゲームです。試合の流れを、流れそのままにイメージするのはさすがに厳しいのですが、気になった表現を、辞書を使いながら、拾い上げてみました(ノート作ってますよ)。週末はサッカー中継を聞くことでしばらく過ごしそうです。

今日取り上げるのは、dégager(デガジェ)。

一語だけ取り上げるのは、この動詞、かなりよく使われるからです。

まず、サッカー用語を離れて一般的な話。

対義語になるのは、engager(アンガジェ)。僕としては、この語に持っているイメージはこんな感じ。
deacute;gager

engager が「何かより大きいものの中に、その要素を組み込む」という意味に対し、dégager は逆に「その要素を全体から取り出す」。サルトルの言葉ですが、名詞化して、engagement (アンガジュマン)で「社会参与」を意味するのは有名でしょう。

la manière dont on s'engage dans la société
(社会に参与する方法)

まぁ詳しくは辞書を引いていただくことにして、僕が出会った dégager の用法を幾つか。

まずは、気に食わない奴がいたらこういってやりましょう。

Dégage !
(出て行け!失せろ!)

乱暴な言葉です。使って殴られても僕は知りません。「道を開けろ」という意味にもなります。

例えば、フランス語のテストで…

Dégagez les idées principales (dans le texte)
「(テクストの中の)主要な考えを抜き出しなさい」

ペタンクの作戦会議で聞いた表現にも、dégager。

On va d'abord dégager les boules devant le bouchon (but); après, ça va aller mieux, tranquille.
(まずは、目的球(ブッション、ビュット)の前のボールを取り除こう、そうすればもっと良くなるだろう)



さて、サッカー用語としての dégager。クイズといきましょう。

これは何を意味するでしょうか?上の用法をヒントに考えてみてください。

正解:→クリアする←(白字反転;コピーしようとしてください)

dégager le ballon という言い方が一般的なようですね。

例文
・Le ballon est bien(mal) dégagé.
(ボールがしっかり(下手に)○○○される);○○○には答えが入ります。

・Il a essayé de dégager le ballon.
(彼は、ボールを○○○しようとした)



人に言われて始めた企画ですが、いやぁ…勉強になりますね。

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サッカー用語1:サッカーボール

サッカー用語について紹介して欲しいと、このブログをお読みいただいている方からリクエストがありましたので、それに答えようという企画。こういうリクエストはブログの記事の方向性についていつも見失いがちになる、つまり読んでいる人のことを忘れてしまいがちになる(フランス語について書くときはとりわけ自覚あります)僕にとっては有難いご要望です。

ただ、不思議なもので、僕自身サッカーにあまり興味がない人間なんですが(野球かサッカーなら野球をとります)、フランス語を介すれば、調べてみよう!と思い立ったわけです。ただね、これは翻ってみれば、日本語の方が変になる可能性がある。古いサッカー用語でうっかり訳しちゃったりとかね…。

ウィキ・ペディアとか、語学学校にある教材をペラペラとめくって見ると、これをしっかり網羅するとなると、結構大変な作業だなぁ…、しかも、サッカーにあまり興味ない人にもフランス語の学習という観点から、少しでも興味をひけるような形で記事を書くとなると、なおのこと大変だなぁと思いましたので、記事は小出しという作戦をとります。出来るだけ続けてみようと思ってます。

まずは、「サッカーボール」をフランス語でどういうか?一見すると、バカバカしいような問題から始めましょう。実は、「ボール」と一口に言っても、実は日本語の「ボール」とフランス語の「ボール」は一致しないんです。「球状のもの」に相当する単語が、僕が思いつく限りで、3つあります。

さて、ここでクイズ。「サッカーボール」を指す場合、次のどの単語を使うでしょう?どの単語も訳そうと思えば、「ボール」になります。ちなみに、フランス語で「サッカー」は、イギリス英語と同じで、football(男性名詞)あるいは foot(男性) と言います。

1. une boule (ブール)
2. un ballon (バロン)
3. un balle (バール)


多分、どれを使ってもフランス人には通じるんでしょうけどね。一応、正解は2としておきます。ラジオの中継で、「ボールがどうなった」という場合は、いつも ballon と言ってます。じゃあ、この3つの違いは何か?

これを一口に言うのは難しいのですが、大きさ・ボールの出来方によって、使い分けるみたいです。詳しくは是非辞書を見て頂きたい。一応ね、大きさ順に並び替えると、

大 ballon:サッカー・ラグビーなどの大型のボール
中 boule:ペタンク・ボーリングなどのボール
小 balle:テニス・野球・卓球などの小型のボール

中に、ボーリングが含まれているので、boule も大きいじゃないか!という反論は覚悟の上でこういう分類をしてみました。ただね、これは暫定的な区別。各々の単語を見ていくと、ボールの出来方、ボーリングがなぜ boule に分類されるのか、という理由も見えてきそうです。

・ballon 
これには、「気球」という意味もあるんです。ここから、中に空気等が入ったボールのことを指すと考えられます。ところで、バスケットボールは basket-ball、バレーボールは  volley-ball という単語が存在してまして、これらのボールのサイズは大きいですが、これは英語からの転用。試合中になんと言っているのかは、確認してません。これは皆さんにお任せします。

・boule
第一義には「球状のもの」という意味があります。「糸の玉(boule de fil)」なんかはコレで表すみたいです。まぁ、ボーリングとペタンクの球を考えてみれば、中身が均質の素材で詰まった「ボール」と考えることも出来ますよね。

・balle
これは、ballon との対比で大きさで区別されるようです。他にも「弾丸」という意味があります。

さて、詳しく区別をしたところで…
サッカーボールはこういうようです。

・un ballon rond, ballon de foot(ball)

前者は文字通りにとるなら「丸い球」。これで「サッカーボール」を指すとは恐るべきフランス語。

ちなみに、ラグビーボールは

・un ballon ovale, un ballon de rugby

文字通りにとるなら、「楕円形・卵型の球」。コレもなぁ…。

なぜこんな細かい区別を知っているか、というと僕個人の経験に基づきます。

非フランス人に、「ペタンク」の説明をするときに、「ボールを投げるゲームだよ」と説明するのですが、僕にとってのペタンクのボールは、boule なので、この単語を使ってしまう。この場合、balle は英語の ball と似ているので知っている人は多いのですが、一方で、boule と言って通じない時がある。boule という単語も、また、この3つの違いを知らない人にとっては、この単語が何を意味するか分らないみたいです。まぁ、フランス語厄介ですね。

前置き込みとはいえ、ボール1個でこんなに長くなるとはねぇ。

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