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旧ディジョン日記(移転しました)

以前フランスの地方都市ディジョンでフランス語を学んでいました。

お詫び

メール・フォームを設置していましたが、僕のメール・アドレスの都合上、メール・フォーム経由のメッセージが上手く受け取れていないことが分りました。

以前に、メール・フォーム経由でメッセージを送っていただいた方、僕の手違いで恐らく読めていません。大変申し訳なく思っております。深くお詫び申し上げます。

なお、メール・フォームの代替として、

journaldijon@yahoo.co.jp

というメール・アドレスを新たに取得しました。コメントが憚られるという場合には、こちらのメール・アドレスへご一報頂けると幸いです。

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金・土・日曜日(近況)

ブログの記事バランスを考えて、週に語学の話1、それ以外の生活等の話を1を書くことを最近意識しています。既に今週の語学の記事は、下に「サッカー用語3:ポジション」で書いたので、こっちは生活の話。

3月27日からフランスは、サマー・タイムに入りました。3月の第4日曜日から入ります。時計の針を1時間進めます。僕は、いつも通りに土曜日を過ごし、日曜日の午前中にはブログ更新をしているので、いつも通りに起きたので、1時間少ない睡眠です…多少眠いです。

ちょっと宣伝。

・ツイッターについて

ツイッター始めた、と以前に書きました。その時は、アカウントを公開するつもりはなかったのですが、そっちでもフランス・フランス語関係のことをツイットしていたりもするし、公開した方が、色々面白いことがありそうだな、と思いましたので、公開してみます。今はホントにただのツブヤキですが、もし、ブログ読者様がフォローして頂けるようになるようであれば、ツイッターの使い方も考えていくつもりです。

当ブログのプロフィールにも書いてありますが、「nonpasSatoshi」がユーザー名です。フランス語が出来る方には、ブログ名そのまんまだということがお分かり頂けると思います。ただ、ブログとツイッターは文体が違うので、「キャラが違うじゃんか?!」と思われるかもしれませんが、同一人物です。ツイッターの方が、より個人的な発言が出来る場所、と捉えてますので、使い分けはします。もしかしたら、ツイッターの方が地金が出ているかもしれません。もし、覗いて頂ける方には、その辺のご了解をお願いします。なお、ツイッター経由のDMで「ブログ見てる」と一言頂ければ、当方からもフォローさせて頂きます。



さて、金曜日に行ったところ。

フランスと言えば、ワインかもしれませんが、ビール好きにもたまりませんよ。フランスの地理的条件から言えば、ビールの名産地のドイツ・ベルギーとも接していますからね。というわけで、金曜に行った、ビール・バーの紹介をしてみようかと思います。

まずはディジョンの地図。(グーグル・マップから拝借・加工)
bar ou
赤で囲ったのが、このバーの所在地です。10月30日広場(la place de 30 octombre)と言いまして
1.ダルシー広場(緑)
2.ノートルダム教会(緑)
3.ウィルソン広場(緑)
4.ディジョンの目抜き通り:リベルテ通り(青)

こんな建物です。
bar.png

意識してバーのメニュー(フランス語では「カルト」と言い、「メニュー」は構成された一連の料理のことを言います)を見たことは今までなかったけど、まぁ、なんとビールの種類の豊富なこと!!多少高いんですが、ビール好きなら是非お試しあれ。

これ、2ページ全部ビールです。
biegrave;re belges
↑ベルギーのビール。カルトの一番上には「ベルギーの職人のビール」と書いてあります。

↓世界のビール。
biegrave;re du monde

まぁ、ビールといえば、ア○ヒか、キ○ンか、サッ○ロか、なんていう狭い選択肢の闘いはミミッチぃなと思わされた瞬間。勿論、日本にも地ビールを集めたバーとかあるんでしょうけどね。

↓僕はフランスのビールとやらを飲んでみました。結構気に入っちゃったんだな…これが。Viteaux と言います。
viteaux.png
↑500mlで6,60€

↓友人のも味見。これは何処のビールだったかな。Rochefort と銘打たれているのでフランスだと思いますが失念。
rochefort.png
↑初めて公開しますが、左下に写っているジッポ・ライターは、フランス人から貰いました。僕の宝物でございます。

ヨーロッパは酒が美味い!というレポートでした。



土曜日。買い物に行ったついでに、街角で見つけました。植物はさっぱり分らんのですが、サクラの一種かと思います。
cerise 2
cerise.png

サクラを見たら、コレが飲みたくなりました…ロゼ。ワインの一種です。あまり熟成させず軽い飲み口が特徴(製法上の詳しいことは勉強したら書きます…)。2010年のがもう出てるや、と思って購入しました(ブドウの収穫は9月後半から10月前半です)。マルサネ Marsannay の一本。寿司にワインは合わないというのが持論ですが、どうしても…というなら、ロゼをお奨めしますかね…。
roseacute; marsanay

まぁ、今日はあんまり中身ない更新でしたが、ご勘弁。ちょっと、こういうことも書きたかったわけです。

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サッカー用語3:ポジションについて

ある人に頂いた宿題の続き。

※読みを(片仮名)という形で書いておきますが、これはあくまで目安です。

今回は、選手やポジションについて。

まず、「チーム」は 

・équipe (エキップ)

と言います。

選手一般を指すときは

・un joueur (de foot) / un footballeur (ジュウール/フットボルール)

の2通りがあります。jouer という動詞、football という名詞の変化形ですね。



ポジションについては(僕、今も日本語訳で今もこの様に呼ばれているのか定かではないです。)

フォワード FW

・un attaquant / un buteur (アタッカン/ビュトゥール)

attaquer という動詞(「攻撃する」)、 but という名詞(「ゴール」)の変化形ですね。



ミッド・フィルダー MF

・un milieu de terrain (ミリュー ドゥ テラン)

terrain は、スポーツ用語の場合は、「コート」「グラウンド」という意味で、他にも色んな意味で使われます。文字通り、「コートの真ん中にいる人」ってことですかね…。これについては、ちょっと問題があるので、下で取り上げます。



ディフェンダー DF

・un défendeur (デフォンドゥール)

défendre という動詞(「守る」)そのまんまですね。



ゴール・キーパー GK

・le gardien (de but)

garder という動詞から来ています。これも「守る」を意味します。二つの動詞の違いは今度書いてみようかな。どちらも広い意味で使われる動詞なので、気になる人は辞書を引いてみて下さい。



監督というかコーチというか…は、

・l'entraîneur (アントレヌール)

entraîner という動詞が元になっていて、文字通り「練習させる人」という意味です。「練習する」という意味で使いたい場合、 s'entraîner という代名動詞で使います。

・je m'entraîne à la pétanque.
(僕は、ペタンクの練習をしています)

・les Bordelais ne se sont pas assez entrainés avant le match.
(チーム・ボルドーのメンバーは、試合前に十分に練習できなかった。)

別にボルドーにうらみはないですよ…



ついでに、審判さんは、

・l'arbitre (アルビトル)

これは面白いんですが、ラジオの実況中継を聞いていると、選手は必ず呼び捨てなのに対して、審判は、Monsieur X.(Xさん)と敬称を付けて呼ばれることが多いです。区別を容易にする慣例でしょうね。

僕が聞いて、メモってある例文は…

・le carton jaune sort de Monsieur X.
(イエローカードが、X氏(のポケット)から出てきた)



さて…ミッド・フィルダーのところで提起した問題ですが…

・un milieu de terrain

これは、「ミッド・フィルダー」を指す場合も、文字通りに「コートの真ん中」を指す場合にも使われると思うんですよね…。勿論、冠詞の違い、前置詞の使い方にも違いがあるんですが。例えば、

・les Parisiens circulent le ballon au milieu de terrain.
(チーム・パリは、コートの真ん中でパスを回している)

と可能性としては言えると思うんです。ラジオの放送中にこんな言い方しているかどうかは、今後検証するとともに、読者の皆さんにお任せしましょう。



ちなみに↑の例文の「パスを回す」というのは、

・circuler le ballon (シルキュレ・ル・バロン)

という言い方で出来るようです。「ボールを循環させる」というイメージでしょうか。

・les réseaux de circulation (道路などの交通網)

や、例えば、学校でプリントを配布する時に…

・Circulez les feuilles, s'il vous plaît.
(皆に(行き渡るように)プリントを回してください)

なんて言います。



さらに、試合中に「どっちのチーム」がボールを持ってるとか、どっちが有利か、等々を表す場合、単に都市名・国名の形容詞・名詞を用いて、複数形で「~の人」という言い方をします。

・les Bordelais (ボルドレ;ボルドーのチームの人たち)
・les Parisiens (パリジャン;パリのチーム)
・les Dijonnais (ディジョネ;ディジョン)
・les Toulousains (トゥールーザン;トゥールーズ)
・les Marseillais (マルセイェ;マルセイユ)
・les Brésilliens (ブレジリャン;ブラジル)
・les Japonais (ジャポネ;日本)

とまぁ、こんな感じ。



蛇足。ラジオを聴いていると、どうも実況の仕方に視点の偏りがあるようです。言い換えると、強いチーム側の視点に立っているような気がします。野球とは違って、攻守が目まぐるしく変わるスポーツなので、どっちかに視点を固定するのは、有益なのも分る気がします。

例えば、強豪パリのチームが試合している時には、

・les Parisiens possèdent toujours le ballon.
(パリジャンが常にボールをキープしている)

・les Parisiens ont récupéré l’initiative du jeu.
(パリジャンが、ゲームの主導権を取り返した)

なんてね。常に、パリ視点で実況されていると思うんですが…どうなんでしょ。

また、こんな例文も聞きました。

・Ce ne sont pas les même Marseillais qu'on a vus quand ils ont gagné la Coupe de...
(今日のマルセイェは、彼らが○○カップを制した時に我々が見たのとは同じ物ではない;本調子ではない)

とか、明らかマルセイユ視点。まぁ、この辺は読者様にも研究して頂きたいところです。

野球の巨人‐阪神戦で、こんな実況してたら、少なくとも僕は怒り猛り狂います…。

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口語表現:quand même

かなりの頻度で使われるけど、ニュアンスが少し取りにくかった表現を取り上げてみます。

Quand même
これは口語ではかなり使われます。日本語でするなら、「それでも」って感じなのですが、例を見ていただいたほうがいいかな。僕も、フランスに来たての頃、「かなり耳にするけど、なんだ?これ?」って感じだったので、同様に思われている方も多いのではないかと思います。

これは、僕自身がこの表現を覚えたのは、ペタンクの最中でした。ペタンクのボール(=la boule de pétanque)を投げた時に、「うまく行かなかったけど、まぁ悪くはない」という状態でこう言われた時に、この表現

Non, j'arrive pas. Elle(=la boule de pétanque) est parti.
(ああ、うまくいかない。出ちゃった。)
---Bien joué quand même.
それでも、いいプレイだよ)

確かに、最善のプレイではないけど、「それでも」いいプレイだ。――というニュアンスですね

ちなみに、「ナイス・プレイ」を表す、

・Bien joué !(ビヤン・ジュエ)

は、副詞の位置に注意しましょう。というのも、副詞と動詞をひっくり返しちゃうと、多分フランス人には命令形に聞こえると思います。

・Jouez bien !(ジュエ・ビヤン;うまくプレイしてください)

↑よりも、むしろ↓の形でよく聞きます(命令形二人称単数)。

・Joue bien !(ジュー・ビヤン;うまくやれよ)

ちょっとした違いなのですが、なんでこうなるかというと、多分次の規則から由来しているのだと思います。

複合過去形で、動作を形容する副詞を入れる場合、

avoir/être + 副詞 + 動詞の過去分詞

という語順になるのは、フランス語の鉄則です。

・Tu as bien travaillé. / J'ai bien dormi. / Tu as bien fait./ J'ai trop bu.
 (よく勉強したね/よく寝たよ/よくやった/飲みすぎた)

・Bien joué !(ビヤン・ジュエ;ナイスプレイ!)

も、

・(tu as / vous avez) Bien joué

が元になってるんだと思います。


先日の折り鶴の際に聞いたフランス語(そのまんまではないですが)。

C'est difficile ; je vais essayer quand même.
(難しい。それでもやってみよう)

Je n'arrive pas à comprendre comment le faire ; je vais essayer quand même.
(どうやってやるか上手く理解できてないけど、それでもやってみよう)


また、ニュアンスはズレますが…似たような価値は、Même si でも表せます。ただ、これを使った場合、「仮定」のニュアンスが含まれます。

・Même si la vie est dure, il faut que je survive.
(たとえ生がつらくとも、私は生き抜かなければならない)

これを、Quand même を使って表すと…

・La vie est dure ; il faut que je survive quand même.
(生はつらいものだ。それでも私は生き抜かなければならない)

かなりの使用頻度である上に、簡単に譲歩のニュアンスを付け加えることができます。気軽に使ってみてはいかがでしょうか。

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性の話 フランス語

まぁ僕自身、まだ混乱してるんですが、それは一つ前の記事を読んでもらうことにして…普通の更新に取り組んでみます。

ちょっと部分的に下ネタに走りますので、ご注意ください。もうタイトルでお分りだと思います。ただ、極めて真面目に言葉の話をします。


言語を学ぶ時、人はまず言語の慣習という理不尽さに耐えなければなりません。

英語以外の西洋語を初めて学ぶ場合、この理不尽さに疑問符を浮かべた人は多いのじゃないか?と思うんですが、

・名詞には性が決まっており、それは必ずしも自然性と一致することはない

自然性とは、要するに、生き物の雄と雌のことですね。人間なら男女ということ。例えば、フランス語なら、バカバカしい例ですが、

・homme なら男性名詞で、自然性も男
・femme なら女性名詞で、自然性も女

自然界においては、性が雄か雌か決まっているものも、言語の上では性がずれる場合があります。例えば、ドイツ語の「少女」は

・das Mädchen

と言って、男性名詞でも女性名詞でもなく、なんと中性名詞。ドイツ語文化圏では、少女は「女にも男にもなってない性別未分化の状態」である、とか、「将来的には男にも女にもなれる」と、考えているかどうかは知りません。まぁ、これが言語上の理不尽さ、ということで考えてフカヨミしたって仕方ないことなんです。

まぁフランス語に話を限りますと…

これは完全に下品なネタですが、体の一部を指す名詞も男性にしかないものでも、女性名詞になっていたりします。

・la couille

以前にも紹介したことがありますが、→きんたま←(白字反転:要コピー)という意味です。以前紹介した内容に付け加えをしておくと…

・Ca m'énerve. (いらいらさせられる、むかつく)

とほぼ同じ意味を表す表現には、

・Ca me casse les pieds. (文字通りには「足を折る」→「むかつく」「困らせる」)
・Ca me casse la tête. (文字通りには「頭を壊す」)

がありますが、その一バージョンに、

・Ca me casse les couilles. (むかつく)

があります。勿論、品のよくない表現なので、使う場面には注意です。蛇足ですが、ほぼ複数形で使われるのは、興味深いですね。


まぁ、人間のことはおいといて、動物の名前を覚える時にも、性も同時に覚えることになります。

le renard キツネ
la grenouille カエル
une abeille ミツバチ

などなど…

こうしたことを学ぶ時に、「はて?」と思う素朴な疑問があるんですが、

・自然の性別の区別が問題になる時は、どう表現するんだろう?

キツネは、le renard(♂) la renarde(♀)という表現がありますが、カエルはどうなるんだろう?なんてフランス語を学び始めて間もない頃は疑問に思ってました。

しかし、最近はこんな素朴な疑問、まぁどうでもいいのかなぁ…なんて思ってます。言い換えると、たとえば、カエルの性別が気になる時って、かなり特殊な場面・関心に限られるよなぁ…なんて思ってるんです。カエルの生態について研究している人、カエルの交尾でも現場で見ていれば話は別ですが、普通に暮らしている限り、カエルの性別なんて気にかけないな…ってことです。そう思ってから、この自然性と言語の性のズレは、すんなり飲み込めるようになりました。

ここから発展させると、逆に、区別が言葉としてしっかり辞書に登録されている動物のほうが、言葉として接する場合は面白いなぁ、と思います。

例えば、

イヌ:le chien / la chienne
ネコ:le chat / la chatte

など、考えてみれば、これらは人間にとって、身近な動物ですよね。飼い犬・飼い猫の性別によって、それに施す処置(外科手術など)は違ってきますよね。飼い犬や飼い猫が、飼い主の知らないうちに火遊びしてきて、お腹を膨らませたりなんかすると、人間のほうはその後のペットの気遣いが変わったり…。もちろん、性別が気にならない場合は、男性形で呼びます。

また、ちょっと性の区別とはズレるんですが、

ウシ:le boeuf / la vache / le veau

ウシは辞書を見てみると、かなり区別が細かいなぁ…というのがよく分ります。また boeuf は「ウシ一般」または「去勢された雄牛」、「牛肉」なんかを指すことに使われ、 vache は「雌牛」を指すなんて記述もあります。また、僕の実感に基づく大雑把な理解では、生きてるウシを指すときは、vache が使われることが多く、お肉として食卓に並ぶ時のの牛は boeuf になる、という理解です(le veau は子牛)。

ブタも呼び方が色々。一般的なのは

ブタ:le porc / le cochon

僕の大雑把な理解では、前者は「お肉」、後者は「生きてるブタ」を表す場合に使われることが多いと思います。 ウシもそうなんですが、ブタさんの扱いは、フランス語ではひどいですね…もうね、言葉の暴力と言っていいです。porc のほうはあまり扱いが酷くないんですが、 cochon はヒドイですね。詳しくは別の機会があればもう一度とりあげたいと思っていますが、「汚物・汚い」という意味を表す意味にもなります。

こんなことを書き出したのは、人間の生活の関心に応じて、言葉の網目も細かくなっているのだと思っているからです。日本語なら、魚の区別なんか面白いですよね。出世魚なんかは、味・取引の価値が変わったりするのに応じて、ハマチとブリと分れる。言葉を観察してみると、人間の営みがちょっと垣間見れる気がしています。

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雑記:混乱

昨日、土曜日。自分の心配をよそに、週末は訪れる。地震発生以前から約束していたことを破るわけにもいかないので、週末のイベントをこなす。何の心配もなく買い物をし、午後から友人と食事をし、酒を飲み、夜には映画を観る。何の滞りもない週末に違和感を感じつつも、一方でこれが現実なんだと思い込まなければ、この普通であるべきの生活崩れてしまうような気がして、気が気でない。どこか心ここにあらず、というような土曜日を過ごした。

勿論、この日の午前中には、ディジョンでも被災地に対する支援の手を差し伸べようとする有難い運動があった。ここ数日にしてみれば、寒い日だったのだけど、街頭での募金、千羽鶴を折ることで祈り、メッセージを書き込む人たち。鶴の折り方を知らなかった僕も、この機会に覚えてきた。他の折り紙の折り方はあまり知らないが、やっぱりこれだけは特別だな、と思う。

折り紙は、市場の真ん中で行われたのだけど、フランスで生活する人たちの反応は様々で、立ち止まって見物していく人、自ら手を伸ばし慣れない手つきで折ろうとする人と、様々。またこれは募金の活動とは離れた場所だったのだけど「募金をしようと思ってきたんだが、ここじゃないのか?」と質問をする人たち。心が動かないわけがない。

仏紙ル・モンドのネットのニュース速報の扱いは、リビアの緊張と英仏米の軍事介入がトップに踊り出て、日本の記事は段々小さくなる。千羽鶴を通した祈りが行われて、人が人を思う気持ちは共通なのかと思いたくなる最中に、一方では戦争が起ころうとしている。しかし、自分の周りを見てみると、地中海を挟んで戦争が起ころうと、海の向こうでは非常事態が続いていようと、普通の生活は続いている。

勿論、今住む場所、かつて住んでいた場所に従って関心が違うのは当然だし、個々人の生活が最大の心配事なのは頭では分っているのだけど、やっぱりこの違和感は拭い去れない。混乱しています。

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地震とツイッター

 地震があって、僕の生活もそのニュースに釘付けの日々がちょっと続いて、ペースが完全に乱れてしまったわけですが、ぼちぼち普通のペースに立て直そうと思います。勿論、事態はまだ進行中なので安心しているわけではないです。むしろ、海外にいるとどうも日本のメディアからの情報は自分から積極的に取り込まない限り得られないという点、海外と日本の政府・メディアの情報のズレている点も手伝って、余計に落ち着きません。が、勿論自分の生活も大事なので、無理矢理落ち着けようとしているところですね。

 この機会にツイッター始めてしまいました(フランス来た当初は始めるつもりは全くなかったんでが)。ツイッター…凄いですね。

 デマの情報源になっているのも確かでしょうが、僕が感心を通り越して驚かされたのは、例えば放射線のリスクに関して、正しい情報を得よう/流そうとする人たち。東大の早野教授のツイッターをずっと見ているのですが、ツイッター内でのその影響はかなり大きいのではないか、と推測しています。専門用語が飛び交うことも多く、中々書き込みを全部追うのは難しいのですが、事故発生から数日(が最も頻繁だったと記憶しています)の間、東電発表の必ずしも十分とは言えないデータを整理し、グラフ化し、状況の把握に努めていらっしゃいました。その上で、不安を抱える人たちの質問に答えていたりと八面六臂のご活躍。勿論、早野先生も判断出来ること出来ないことがあり、健康リスクについての判断が本格的に求められる状況になった中、「東大病院放射線治療チーム」なるアカウントが組織され、こちらのほうも出来るだけ冷静な判断を促すような書き込みをなされていました(勿論、それ以外にも専門的知識をお持ちの方が多数ご活躍されていたのだと思いますが、僕が見ていたのは主にこれらのアカウントなのでご紹介できません。申し訳ない)。

 こうした動きこそリアルタイムでブログに書き込むべきだったのでしょうが、僕自身がすっかりこの災害の一連の報道の推移に縛り付けられると同時に、無力感に襲われてしまって、途中からブログのことなんかすっかり失念してしまいました。

 まぁ、僕のツイッターアカウントは公開するほどの物でもないので、さておき(まだ、完全に独り言のメモ書きの範囲を出ておりません)、事態の良き方向への推移を見守りつつ、ブログは通常のネタを次の日曜から再開したいと思います。

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地震5

これはミクシィと連動した更新を意識して書きます。ご存知のように、ミクシィにこのブログのRSSを貼ると、ミクシィのブログ機能は使えなくなってしまうので。

日本のテレビを見るのが難しいので、朝日新聞の速報サイトで、常に官房長官の記者会見は読むようにしています。官房長官の情報がとりあえず、日本政府の情報ですので、海外メディアよりは日本の問題そのものにより密着出来るし、日本の隅々の問題をかなり網羅的に知ることが出来るので、便利だと思います(しかし政治的配慮のもとの発言であることは考慮しつつ、ですが)。

原発に関して、国際的な動きに眼を向けてみると…やはりか、しかし、過剰に反応し過ぎだ!…なんて思ってしまったのですが、フランスなどでは反原発運動が、ドイツ・スイスなどは、原発計画を凍結が決定されていたりします。勿論、安全性の再点検は重要なので、その意味での凍結は行う価値があるとは思いますが(ドイツ)、フランスの反原発の運動は、日本は日本の独自の事情があることを無視した議論のように感じてしまいます…。

じゃあ、あんた原発に関してはどういう意見なの?!と、思われるかもしれませんが、
日本に関する限りでは、今はそんな時ではない!
眼の前の事態が沈静することを祈るのみです。何度でも繰り返しますが、
現場に挑む東電の人を激しく応援しています。

さて、枝野さんの記事。

話題は、計画停電の話。それを読みながら、思ったことです。

一応ソースは載せておきますが、引用もします。
枝野官房長官の会見全文〈14日午後9時3分〉

最終的な結論はまだ出ていないが、ぎりぎりまでの努力をしていただけるというご報告をいただいている。いずれにしても、鉄道利用の可能性を少しでも高めるためには、国民の皆さん一人ひとりの節電による努力というものの、本日以上の積み重ねが必要になることが想定される。明日以降は冷え込みが予想され、電力需要の押し上げ要因となることも考えられる。従って、国民の皆さんには大変ご不便をおかけをし、ご迷惑をおかけをしているが、できるだけ早い時期に最低限の鉄道運行を確保...しながら、計画停電でしっかりと電力供給の最低限の安全を図る、安定を図るということの努力を進めてまいりますので、その大前提となる節電のご協力を重ねてお願いを申し上げる。


計画政府もこの前例のない大規模な停電の調整がかなり難航した模様ですね。苦しい状況が東京にも続くと思います。忍ですね!(これも「ガマン」と一緒で訳せないのじゃないのかな…。

これを読んでいて思い出したんだけど、僕は母校の東京の大学で演劇の照明をやっていたんですよ(照明の消費電力だけで、一般家庭の数軒分の電力を消費するんです)。こんな時期に演劇なんて、と思わないでもないけど、これも大事な大事な学生さんの成長の場なんです。しかも、1年生の新人公演という時期でもあるんですよ。1年生の初々しい、一年間の頑張りの成果を、成長した姿を披露する時期でもあります。そして、勿論人間的な成長もね!(読者の方も、この一年の頑張りの成果の公演を大目に見てご理解いただけると幸いです)。

この機会がどうなるんだろう…

そんなことを心配しだしたら、タイミングよくメールで、一応、公演自体は1ステージは行えると報告が着て一安心でした。後輩の苦境にもめげない頑張りと共に、東京の皆さんの生活のいつも通りとは行かない不便さに…頑張ってください!

ランキングは復活しました…とりあえず、フランス情報としておきます。いつも通りよろしくお願いします!!
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地震4:叫んでもいいですか?

ツイッターがあればなぁ…そっちで叫ぶのだけど、という内容です。

東電からの状況が改善したとの発表がないですね。勿論現場の人たちは最善の努力を尽くしていただいているのだと思います。…ひとつ前の記事で書いたことの自己批判(当該箇所は打ち消し線を入れておきます)を含めて、叫んでもいいですか?

先にこの記事を見てください。ソースは↓です。
読売新聞より

バカヤロウ!こんな記事書く記者も、こんな批判する社民党党首も、こんな返答する首相も、下の記事を書いた僕もみんな馬鹿!情報公開するに当たって慎重を期する人たちの努力と、現場で最善を尽くしてくれているであろう東電の職員の努力を、

・その原因調査と潜在的リスクを計るのに要した時間
・その原因に対する対策協議に要した時間
・政府の情報公開の討議に要した時間

の3つを計算することなしに、「遅い」とか言うことはできんだろう。そもそも、この3者は何を基準にして「早い」・「遅い」を決めてるのか?!頭の中の勝手な思い込みじゃないのか?現場の様子を想像できてるのか?社民党党首などは愚の骨頂だ。現場の人間でさえ手探りが続いてるだろうというのに、こいつ何も知らないとしか思えない…。よくも軽々しくこんなこと言えたもんだ(勿論、僕自身、記者と首相と社民党首を叩いたところで何も変わらんので、僕もバカ!でも叫びたいのです)。

枝野さんは、官房長官記者会見を読む限り、たとえ多少歯切れ悪く聞こえても、東電側の手探りの努力を考えれば、当然の答弁をしているのだと思います。大変お疲れでしょうが(負担を軽減するという意味では社民の原発担当省をつくる提案というのは有効だと思います)、枝野さん、その意味では際立っているように思っているのですが。

枝野さんと東電の人は頑張れ!と言いたい。





もう一つ、こっちのほうがより大事だと思うのですが、

どうも、東海と女川の原発のフランスのメディアの扱い方が、日本のネット・メディアの報道と比較して大きい気がしています。

女川は、原因は「福島の爆発のせいで、放射能計測器が反応した」という説が正しいとするのなら、全く問題ないのだと思いたいです。勿論これも原因究明に向けて現場職員の努力が実るのを待つしかないところではありますが。

東海は「放射線を帯びた水が漏れた」という日本の報道からの情報しか僕は持ってないのですが、どうもそれが、「東京から比較的近い危機」として報じられているようなのです。

日本ではどういう扱い・危機認識になっているのか知りたく思っています。もし、これを見たら情報を(出来れば確かなソースを添えて)お願いします。

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地震3

さすがにまだ普通の更新には戻る気にはなれません。

フランスのラジオを聞いていると、やはり注目が集まっているのは、宮城の津波の被害と福島の原発の状態の2つですね。こちらでも宮城県警の万単位の犠牲者になるだろうという発表は報じられたばかりです。

最悪の事態を回避するために、廃炉にする覚悟で、海水注入を1号機・3号機に対して行っているというのはこちらでも報道されました。

原発については、可能な限りインターネットで情報収集をしてみました。

どうもこの原発の状態については、東京電力の発表も政府の発表をも、――当事者にとっても不明な点が多いのでしょうね――情報を集めたところで、どうも事態の具体像が結んでこない。20km範囲の避難勧告も、どれだけのリスクを想定してのことの判断なのかどうも僕には分らない。しかし、このことで政府のこの決定自体を非難するつもりはありません。不明な要素とリスクを計った上で、下手にパニックを煽らないという政治的判断が働いたのでしょうね、一方では当然だと思う。

しかし、多少はどれだけのリスクを「最悪の事態」として想定しているのか、また不明な要素がどこにあって、何処をどのように調査中なのかは、もう少し情報を公開してもいいように思うのですが…。(勿論、不安要素を発表する場合には、これは「回避すべく努力を傾けている事態」と最大限に強調すべきだと思います;この辺どうもパニック回避に配慮しすぎていて、政治家・原発の情報公開下手の印象を与えるのですが、日本の皆さんはいかがお感じなのでしょうか?)

最低限に言えることは、この原発の作業が困難を極めているということでしょうか。現地で作業にあたっている方の中に負傷者(と恐らく被曝者)がおり、過酷な条件で努力を続けているというのは、東京電力のプレス・リリースからも十分に伺えます。

東京電力 プレス・リリースより

とりわけ、新たに冷却機能の自動停止が起こった3号機のほうでは、枝野官房長官の13日午前8時41分時点の発表では、水素爆発の可能性がある、とのことですね。こうした潜在的な危険と隣り合わせで、現状とりうる限りの手段を講じようとする現場職員の努力には頭が下がります。事態が収拾することを祈るばかりです。

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地震2

 この記事を書き出したのが、フランスは3月12日朝の5時前。日本時間では13時前です。寮のインターネットの回線の混み合う時間を避けるため、少し早めに浅い眠りをとり、フランス時間の午前2時ごろから情報収集しています。今、ちょっと眠いです。

 ある著名な作家・批評家であり「思想家見習い中」の方のツイッターを見ていると、「かつてこんなに人々が一体になったことがあっただろうか」とかなり熱のこもった書き込みをされていました。この方のツイッターが何故気になったか、というと2001年に出版されたある書物で、「日本では、地縁的・血縁的な人間関係が希薄になり、個人と個人を結びつけるのはサイバー・スペースのようないつでも『降りる』ことが出来る空間・人間関係であり、個々人の趣味・嗜好に基づき、興味がなくなれば関係を断ち切れるような希薄な人間関係である」というような(手元に出典はないので正確な引用ではありません)趣旨が念頭にあったからです。

 僕は、その当時は頷いてしまったのですが、今、この地震を海を越えて知って、この人の2001年当時の言葉を疑ってみたわけです(その後、この批評家の思想の展開は追っていないので、批判するにはフェアなやり方ではないし、批判するつもりでもありません)。そんなことを考えながら見たら、やはりか…と思わされました。先の「かつてこんなに人々が一体になったことがあっただろうか」という書き込みです。「一体」になる例として、僕の耳に入ってくる限りでも、企業などが帰宅困難者に対して門戸を開いたり、コンビニが徒歩で帰る人たちの支援をしたり、通信手段の補助として携帯電話のバッテリーを配っていたりと、幾らでも挙げることが出来るでしょう。たとえどんな小さなことでも、困難を迎えた人たちへの支援の手を差し伸べる日本社会って、たとえ旧来の社会関係が崩壊したとしても、やっぱりこの揺れる「大地」の上での人間関係なのだな、ということを改めて考えさせられたわけです。これが、災害の渦中におられる方なら、尚のことでしょう。

 あるいは、村上春樹は、繰り返し1995年の1月(先の大震災とサリン事件)に日本社会の変質が顕在的になったとの指摘していますが、彼の眼には今回の地震はどう映っているのでしょうか?

 などと、やっぱり海を隔てていても、自分の育った社会のことを思わずには居られません。確かに、眼に見えない人間関係の歪みはあるのかも知れない。歪み方はそれ自体は異なっていたとしても、それは世界の何処だって同じことだ。フランスの社会にいて日も浅い僕にだって歪んでいる部分が見えてきている。しかし、先に挙げた小さな支援から、日本ってそうした歪みを超えた絆みたいなものがあるんじゃないかな…なんて思ってしまいます。フランス人は二言目には「国はどう動いている?」なんて聞いてきますが、国の対応が即座に被災地の隅々まで、行き届くわけがないじゃないですか。まず、国もへったくれもないレベルで人と人との助け合いが求められるのは言うまでもないでしょう。多分、この日仏の人々の国家・政府への態度の違いは、こうした時にこそ強くあらわれるのではないかと思います。また、混乱時には、海外では普通「店舗は、略奪を恐れて店を閉めるものだ。しかし日本では逆に門戸を開く」との書き込みも見ました。こういうところにきっと、揺れる「大地」の上の社会の特質が顕れてくるのではないかと思います。

 恐らく、災害は地震だけじゃない。フランスにいて思うのは多分この国は徹底的に豪雨に弱い。まぁ、そんなに降らないから対策しなくてもいいんでしょうが、日本人には台風と豪雨は年中行事だ。この文脈で豪雨のことを考えているのは、僕の出身である福井県が、豪雨で洪水に襲われたとき、県に2億円の匿名の個人の寄付があったとのことを思い出しているからです。

 別にナショナリストになるつもりはありませんが、「日本人にとってのアイデンティティは?」と聞かれたら、フランスに来たばかりの時は答えられませんでした。しかし、「こうした自然との闘いと相互扶助の歴史である」と今は応えたい気持ちです。

 ありきたりな言葉しか言えないのが口惜しいですが、現地の方負けずに生き抜いてください。

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地震

 うーむ。さすがにコレだけ大きな地震になると、ごくごくわずかな時差でこちらにも速報が伝わったようです。やはりフランス人に地震の被害となると、イメージしやすいものではないらしく、色々なことを聞かれます。地震にどう備えるのか、とか。しかし、フランス人にとっても、日本の今度の地震は大事だということだけは分っているようです。

 「お前の親族・友人は大丈夫か?」という、当たり前といえば当たり前なのですが、こんな心遣いが何とも有難いものです。日本について、フランス人を通して色々興味深い視点を考えさせられる機会なのですが、しかし、今は、言うまでもなくそんなことを冷静に分析している場合ではないですね。僕が聞き及ぶ限りでは、「余震が1ヶ月続く可能性」「10メートルの津波」なんて、日本人の僕ですら想像を絶する規模です。

 日本に居る人々の無事を祈るばかりです。

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こんな旅行はマネしちゃいけない:パリ小旅行(後半)

後半。いつものブログ文体ではないので悪しからず。

この間抜けなパリ一日旅行の後半だ。幾つか前置きがあるので、前回の記事と是非合わせて読んで欲しい。
前半の記事はこちら

この日の前半だけで、何度 MERDE!!! と口にしたか分かりゃしねぇ…。おっと、 この メルド って単語は良い子は口にしちゃいけないぜ。というのも、この言葉は、
クソっ!!!←(白字反転:コピーしようとしてみてくれい)
という意味で、文字通り「ク○」を由来とする。あんまり品のよろしい言葉ではないんだ。しかし、時と場合によっちゃ、フランス人を前にして使ってみるといい。「おお、よくフランス語を知っているじゃないか」と褒めてくれるかもな。

そうそう、いい本があったので紹介しとこう。勿論、フランス語がある程度分る人限定だが、オイラ的にはフランス旅行土産の第一位にはコイツを推すね。赤枠でくくったのがその本だ。今回のパリ旅行、あらかじめ織り込み済みだった3つの目的地のひとつ、フナックで見つけたのさ。
gros mot
Le petit livre des gros mots, Gilles Guilleron, First Editions
ちなみに下に背景として置いた本は、一般的なサイズのペーパー・バックだ。それに比べりゃ、チッコイ本さ。2€90と高くないし荷物の邪魔にもならない。そして、コイツを読んで、その中の語彙に習熟すれば、本物のフランス人になれるという寸法さ。どうだい、いい本だろ?

まぁ肝心の中身は?っていうとな、タイトルにある gros mots っていうのは、日本語にしにくいんだが、要するに品のよろしくない言葉のことを言う。例えば、こんな言葉や表現が載ってるのさ。

・Salaud / Salope
・Putant
・Bordel
・Chier / ça me fait chier
・Con / Connard / Connasse
・Femmelette
・Couille / Casser les couilles
・Foutre / J'm'en fous
・Cul / Enculé / Elle a le feu au cul
・Cochon ...etc

おっと、これらの言葉、いちいち訳してたら、PTAに訴えられるんで皆さんにお任せするぜ。気になる人は辞書を引いてくれよな。

さて、メトロに乗って、パレ・ド・トーキョー(地図7)を目指す。降りたのが地図の6の位置だ。
opeacute;ra

いやね…嫌な予感はしてたのさ。ひとっこ一人いやしねぇ。いや、正確じゃないな。パレ・ド・トーキョーに着いてみて、スケボーしているアンちゃんたちしかいなかったのよ。

つまり、休館日だったわけよ。

ここでも、Merde ! と言ったのは言うまでもない。まぁ、月曜日だから予測出来たことだった。これは準備もしないで、ノー・プランでやってきた自分の責任さ。しょうがねぇ…と思って、何をとち狂ったか、エッフェル塔のほうに向かったわけだ(地図の8)。こっちにくれば何かあるだろう。それに前回のパリ旅行で、エッフェル塔のテッペンには昇れていないんだ。だったら、その心残りとやらを潰そうじゃないか。という甘すぎる勘定も働いていたね。この時15時過ぎだ。

しかし、エッフェル塔に近づくにつれ、段々顔が引きつってきた。
汗

やばいぞこれ、人多すぎじゃないか????

いやね、オイラのエッフェル塔の前回の記憶(2月3日)ってこうなのよ。

オフ・シーズンのエッフェル塔
空気は冷たく澱み
観光客はまばら
寒々とした冬空のもとスケート・リンクで
フランス人たちが息を白くはずませ
笑顔ですべる


あれから一ヶ月
ああ懐かしや我がエッフェル


と思って、塔の下までやってきたら、引きつってた顔がこうなったね。

おどろき

いやいやいや、なんじゃこりゃー!と思ったのは、コレを見てからだった。人の流れを図示しよう。
エッフェル
黒く丸を描いたのは、エッフェル塔の4つ脚だ。エッフェルには南の脚と北の脚に観光客用の入り口がある。2箇所がオープンしてたのだが、人の流れを赤く線を引いておいた。つまり、長蛇の列というわけさ。塔に入るだけで、何分待たされるか分りゃしねぇ。オマケに絶対内部のエレベーターに乗り込むだけでも、この人ごみだ、どれだけかかるか分りやしねぇ。この時約15時半。遅くとも17時半くらいまでにはフナックに行きたいと考えていたオイラ。エッフェル塔には時間的に余裕がなさ過ぎる。

今は観光ハイ・シーズンか?まだあのガランとしたエッフェル塔から1ヶ月しか経ってないのだぜ?などと考えて、これがエッフェル塔の底力かと思い知らされた。パリで最も人が訪れる場所というのはエッフェル塔というのは本当らしいな。

ここで、ひとつ Merde を使った実用的な表現を紹介しておこうじゃないか。

・On est dans la Merde!
(どうしようもねぇよ)

これがオイラの魂の叫びだったのは言うまでもない。ホントに肥溜めの中に嵌まり込んでいるような身動きの取れなさだった。

ここに来て、朝4時半から動きっぱなしだった体にドッと疲れが押し寄せてきた。アカンもう萎え萎えや、エッフェルのお膝元にある公園のベンチで休もう、と重たい足を引きずるように運ぶと、懐かしい音が聞こえてきた。

カツーン・カツーン

という金属がぶつかり合う鈍くも乾いた音だ。そう、ペタンクの金属球の音だ!

これ、ロケーションを考えると凄いのよ。パリジャン、タフというか、なんというか。まぁ、ペタンクが、いかに場所を選ばずに行える気軽なスポーツであるっていうことの証拠でもあるんだが。
peacute;tanque 2
↑こういう風にエッフェルが見えるアングルで、オイラ、パリジャンのペタンクを観戦してた。ペタンク用語もしっかり押さえてあるし、フランス語力もここ最近でかなり聞き取れるようになってきている。パリジャンがペタンク中になんて言っているかもかなり分るようになってきて、自分のフランス語力も確認でき、見てるだけでも楽しかったな。

オイラ、ディジョンでは12月に雪が降って以来、ペタンクやってないのよ。ディジョン帰ったら、天気もよくなってきたし、やりたくなってきたね。

パリジャンたちのゲームの邪魔したくなかったので、ゲーム中の写真をとるような野暮なことはしなかった。しかし、この「ペタンク場」、お世辞にも整備された「ペタンク場」とは言えないのよ。リュクサンブール公園でもペタンク場を見たが、そっちのほうがちゃんと整備されてたな。

障害物だらけの往来のど真ん中。
peacute;tanque
木が生えてるは、ゴミ箱はあるは、通行人は通るは…etc
こんなの、日本の公園でやったら、公園管理局のオッサンか、PTAのヒステリック・マダムが金切り声をあげるにちげぇねぇと思ったね。「子供に当たったらどうすんの?!」とカミナリ飛んで来そうだな。

大体、日本の(主に東京の)公園がオカシインダヨ!あれしちゃいけない、これしちゃいけない、禁則事項ばっかじゃねぇか。田舎の道でキャッチ・ボールするにしたって、やってる方も、そこを通りかかる方もお互いに事故のないように気をつけるもんだろ、それくらいのマナーでいいんじゃねぇかと思うがねぇ。お互いの理解こそ第一だろう。それを育成するしないもなく、アレしちゃいけないコレしちゃいけないもないぜ。子供もそっちのほうがノビノビ発育できるだろうにな。子供を守るってのも大切だが、過保護にするより、公的な場での人様への配慮って教育を公園で仕込むほうがよっぽど健全だと思うぜ…。

まぁ、それは置いといてだ、パリジャンの「ペタンク場」の土壌をよく見てみると、デコボコだし、石ころ多いし、マンホールの蓋はあるし、ベンチの足も生えてるし、で決していい環境じゃない。しかも、天下の往来・天下の観光名所のお膝元ときた。いや、これにはアッパレ、パリジャンだったね。オイラ、ペタンクの精神ってやつを学んだ気がするぜ。

さて、旅行の続きと行こうか。

パリジャンに元気をもらい、足取りも多少軽くなり、フナック行きにすることにした。買い物にじっくり時間を割きたかったのさ。この時16時30分ごろ。フナック到着が17時ごろだ。

エッフェルからフナック近辺までは地下鉄を使った。地図の9と10がその移動だ。ちなみにフナックは、サン・ラザール駅の近くにある。地図の11番だ。

フナックの買い物は、一番上で紹介した本のほかは、まぁ、あんまり面白くないだろう。ほかにフランス語の教材なんかも購入したが、それはこの文体で紹介するにはそぐわない内容なんで、またの機会にさせてもらうぜ。フナックでたっぷり1時間使い、じっくりと吟味した上で、何冊か参考書を買い込む。まぁ日本の土産だな。鞄の中身もずっしりと重くなってきたところで、最終目的地の日本食材スーパーである京子に向かうことにした。これが18時過ぎってな訳だ。

いやぁ、正直、この京子ってオテンバ娘が、疲れの溜まっていたオイラの体にトドメを刺してくれたね。

京子、月曜日定休日

まさか…ここでも魔の月曜日かっ!!いやなぁ…ある程度の予測はしていた、心構えも出来てたさ。しかし、ここまで空振りしまくるとは思ってなかったぜ。ここで、オイラの魂はこう叫んだね。

On est dans la grosse Merde.
(デッカイ Merde の中にいる。本当にどうしよーもねぇ。)

あんまりにもガックリ肩を落としそうになったが、まぁ気持ちだけは切り替えて、「ひぐま」ってラーメン屋でラーメンと餃子を食べ(地図の12)、ちょっと早いなと思いつつも、19時ごろにガール・ド・リヨン(リヨン駅)に向かうべく地下鉄に乗り込んだ。

なお、この辺の「日本人街」については、以前こんな記事を書いたので、こっちを参照してくれると嬉しいぜ。
「パリにある日本」という記事を参照

20時28分の電車に乗り込み、ディジョンに無事戻ってきた。

心残りを潰すために行った旅行のはずが、逆に心残りを作りまくりの旅行になってしまったぜ。

まぁ、ガイドで調べて行かなかったオイラが悪いのは確かだ。目当てにしていた本を除けば、疲れだけが溜まったぜ…。こんな旅行絶対にマネしちゃいけないぞ。

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こんな旅行はマネしちゃいけない:パリ小旅行(前半)

気分転換にブログの文体を変えます。尊大な文体ですが悪しからず…。

いやね、昨日オイラ、さとしではありませんはパリに居たんだ。何でパリかって?航空券の日にちを変更する必要があって、シャルル・ド・ゴールの空港オフィスに用があった。どうせ行くなら、先のパリ旅行で気残りだったことを済ませようと思って、パリの日帰り旅行を企てたわけさ。結果的に月曜日は失敗だったね。

ディジョンから、パリに行くには、TGVなら1時間30分ほどの旅程で着く。十分に日帰りできるってわけだ。

・6時30分 ディジョン発 → 8時20分 シャルル・ド・ゴール空港着
・20時28分パリ ガール・ド・リヨン発 → 22時5分 ディジョン着

の2枚のチケットを押さえた。まぁ、移動の時間を含めて、11時間は観光に使えるって訳だ。

主に買い物目当てで行ったんだが、買い物と言われて、「わぁー素敵ですねぇ、オシャレですねぇ」なんて甘い言葉は、オイラにはにあわねぇ。パリの買い物といえば、本屋よ、本屋。

ここに何故土日ではなくて月曜日を選んだか、という理由がある。土曜日はディジョンで買い物したかったし、日曜日は本屋が開いていない。だから学校の授業がない月曜日を選んだ。本屋は何処でもいいわけじゃなく、目的があったんだ。

ここに行きたかったわけ。
jvrin.png
これは知る人ぞ知る、いや、せまーい業界内では有名な書店さ。看板に「哲学書店」と書いてあるとおり、専門書店てなわけだ。この書店は、大手出版社(ガリマールとかな)が出版したがらない極めて専門性が高い哲学関係の本の出版も引き受けていたりする。出版数が少ない分、一冊あたりの値は張るが、極めて硬派な書店よ。

この書店、ソルボンヌ(パリ第一大学)のまん前にある。
sorbonne.png
ネット通販が出来るこのご時勢、世界のどこにいても、お探しの本は買える。しかし、やはり固定店舗を持つ本屋は、通販と違って自分の知らないものに気軽にアクセスするチャンスを作ってくれる。これは通販じゃ難しい。要するにだ、フランスの知的な側面を本屋から覗いて見たかったわけさ。ちなみに、ソルボンヌの一帯にゃ、様々なジャンルの専門店が軒を連ねている。もし、哲学以外にも、文学・法学などの特定分野に対して、浅からぬ興味がある人には、この界隈に行くことをお薦めするね。

もう一店はフナックに行くことは決めてあった。外国人に向けたフランス語で書かれたフランス語の教材を探すことを軸に据えていたわけさ。

さすがに本屋だけでは、多少物足りないので、「京子」という日本食材を扱った店も見ようと事前に決めていた。
kioko_20110308185633.png
この前のパリ旅行レポートでも、この写真ハッツケタが、そん時は、中には入ってなかった。営業時間外だったのさ。まぁ、さる日本人女子に何か欲しいものあるか?と聞いたところ、「鰹節と焼酎」というあまりに無骨な答えが返ってきて度肝抜かれたんで、このリクエストに答えてやろうと思ったのもあるね。

寄ろうと決めていたのは、この3箇所のみ。これに費やすだけで1日が終わるとも思えない。残りの時間の使い道は
完全にノー・プラン
旅行ガイドも持たず、現地で買った地図だけをポケットに突っ込んで、出かけたわけさ。いやぁ、コレね、絶対に真似しちゃいけない旅行の仕方だぜ。真似できるとしたら、パリに長らく滞在するという時間的に余裕のある人くらいだろう。

まぁ、地図を見てもらおうか。
pas de voyage

地図の0:バスティーユ
シャルル・ド・ゴールからRERという電車に乗り、パリに入って地下鉄に乗り換え、目的もなんにもなく、バスティーユ駅から降りた。3と示したソルボンヌまで歩いていける距離であることと、フランス革命の起点になったバスティーユ牢獄襲撃という歴史的事実が結びついて、悪くない選択肢だと思ったわけさ。

バスティーユ牢獄が現存していない、というのは知ってたさ。
bastille.png
(バスティーユ広場のモニュメント;1830年7月革命の記念碑)
まぁ、それでも何かあるだろうというウルトラ・ポジティブな思考回路で、バスティーユで降りた。

そうしたら、やっぱり、何かあった。地下鉄降りてすぐにこんな標識が眼に飛び込んできたね。

ヴィクトル・ユーゴーの家(資料館)

大いに興味がある!大文豪の家がこの界隈にあるのか!ということを知り、早速、足を速めたわけさ。ちなみに地図では1と番号を振り、「A」のアイコンが立っているのが、その所在地だ。
victor hugo
着いて、ほう…これが文豪の家か、と外観とその周辺を眺めていると、どうもオカシイ。しばらく様子を見ていると、ちゃんとガイドブックを手にした旅行者が何人かやって来る。ああ、コレで間違いないんだな、ということはすぐに分った。しかし、その後すぐに、

工事業者のオッサンたちが大きな荷物を抱えて、
「ハイハイ、どいてどいて」と入ってくる。


うん?もしや休館か?と思い、中にいる人に聞いてみると、やはり休館。うむ。美術館系が休みの多い、月曜日に来た自分が悪いな、と思い込ませて、次なる目的地候補を地図で探す。

しかしなぁ、どうもガイドブックに書かれていない休館日じゃねーのかな。オイラみたいなノー・プランの旅行者は論外だとして、少なくとも2組計6人ほどの旅行者はちゃんとガイドを手にしていたぞ。

次の目的地を決めるべく、パリの地図とにらめっこしてたら、興味を惹くところがあらわれた。

↑の地図の2で示した、植物園だ。

まぁ、むーかーしに読んだミシェル・フーコーの『言葉と物』っていうお堅い本の記述がフィード・バックしたわけさ。18世紀頃から、フランスでは「博物学」というのが盛んになる。要するに、世界中の色んな動植物を集めて見世物にしたり、研究しようというわけさ。

地図をよく見てみると、そのすぐ近くには、ビュフォン通りと書いてあるじゃないか。ああ、これは、フランス啓蒙主義といわれる時代に、『博物誌』という有名な本を著したビュフォン(生1707‐没1788年)が園長を務めた(当時は王立)植物園だ!ということに気づき、ここを見てみようと思ったわけさ。

ここ、さらにナポレオンの時代まで下るとに、動物園も併設されるようになったらしい。また、園内には国立自然博物館もある中々の施設だ。しかし、中に入ってしばらくして気づいたね。

オイラ、植物には疎いんだ。

フランス語で見ても何の草か、さっぱりわかんねぇ…。全部「草」に見えちまう。

じゃあ、動物園に入ろうか?動物たちと戯れて癒されるのも悪くないが、

動物たちに癒されるほど傷ついちゃいねぇ。

このパリ旅行が、傷心旅行だったら気が変わっていたのかもしれんが、独りで動物たちと接するほど、傷ついても、時間の余裕もねぇ、と思って結局通り過ぎるだけにしちまった。

ちなみに、この施設内にある、「温室」は大層な施設だと思うね。古いのもあるのだろうし、立派な外観をしている。サボテンなんかも植わっていた。植物好きなら、是非入ってみる価値はあると思う。


さて困ったな、次は何処に行くかと、植物園内で地図を広げ考え事をしていると、興味深い建物が、この植物園のすぐ裏にあることに気づいた。

パリのモスク

あらまぁ、いまやフランス第2の人口を誇る宗教のイスラム教の施設があるのか!これは非常に興味深い、是非見たいと思い、足を運んだね。

植物園の影になってしまってて、隠れるように建っている。歴史は古く1920年建てられたとのことらしい。
mosqueacute;e 2

中も周囲の光景と比較すると、異彩を放つ様式だ。これは面白い、ここをしっかり見学しようと思って、写真を撮っていると、
mosqueacute;e 3

守衛が一言。

「閉めるよ。16時まで閉鎖だ」

滞在時間わずか1分だった。この時、昼の12時ごろだ。つまり昼休みに入るのか、あるいは礼拝の時間に入るのか、その両方なのかよく分らん。まぁ、多分月曜日のせいだと勝手に解釈し、先に歩を進める。

朝が早かったのもあり、腹が減っていたので、レストランを探しつつ、今度はソルボンヌ(地図の3)を目指した。適当に飯屋に入り、適当な飯を済ませ、目当ての書店を目指したわけだが、その途中に興味深い公園というか、広場というか、があったので紹介しておこう。

↑の地図の2と3の間に、Hotels des Arènes と書いてあるあたりに、こんな隠れ家がある。

住宅地の影に隠れた空き地で、表に面した通りからは全く見えないのだが、ちょっと門をくぐったところに広がるのは、こんな広場だ。
aregrave;ne 2
推測なんだが、これ多分、Arène (アレーヌ;日本語ならアリーナ)という古代ローマの円形闘技場の名残じゃないかな。いや、南仏だったら、オランジュなどに円形闘技場が残っているのは有名だが、ここは北部パリ。ガリアの地だ。ローマ時代の物じゃないのかな、なんて推測も成り立つ。誰か詳しい人がいたら是非ご教授願いたい。
aregrave;ne
しかし、いずれにせよ、これが住宅地の中に完全に組み込まれてしまっているのは、面白いね。まぁ、それに気づかなきゃ、住民の憩いの場、ただの広場だが。

さて、寄り道と飯の後、件の書店へ行って買い物をする。またそこから先はノー・プランになったわけだ。

そこで、ソルボンヌから歩いていける距離にあるパリのノートル・ダム教会を目指すことにした。↑の地図の4だ。この前のパリ旅行でも寄り道したのだが、中には入らなかった。今度は、その心残りをなくそうというわけだ。相変わらずの盛況ぶりで、さすがにノートル・ダムには魔の月曜日は通用しないらしい(ノートル・ダムの内部の写真は、今回の更新の趣旨と合わないので、またの機会にまわします)。

ノートル・ダムを過ぎ、ウィンドウ・ショッピングとしゃれ込もうかと悩み、パリの役所付近(↑の地図の5)までやってきたが、2時過ぎということもあり、前回の旅行のもう一つの心残りであるパレ・ド・トーキョーを目指して地下鉄に乗り込んだ。

その先の続きは、後半で。

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サッカー用語2: dégager

今日の更新は3本立てです。他に、「週末の楽しみ:お宅の晩御飯」と「近況報告」という記事を書きました。

昨日、晩飯を食べながら(食べたものは記事にしました)、Europe 1 というラジオ番組にかじりついて、結構真剣にサッカー放送聴いてました。パリ・サンジェルマンのゲームです。試合の流れを、流れそのままにイメージするのはさすがに厳しいのですが、気になった表現を、辞書を使いながら、拾い上げてみました(ノート作ってますよ)。週末はサッカー中継を聞くことでしばらく過ごしそうです。

今日取り上げるのは、dégager(デガジェ)。

一語だけ取り上げるのは、この動詞、かなりよく使われるからです。

まず、サッカー用語を離れて一般的な話。

対義語になるのは、engager(アンガジェ)。僕としては、この語に持っているイメージはこんな感じ。
deacute;gager

engager が「何かより大きいものの中に、その要素を組み込む」という意味に対し、dégager は逆に「その要素を全体から取り出す」。サルトルの言葉ですが、名詞化して、engagement (アンガジュマン)で「社会参与」を意味するのは有名でしょう。

la manière dont on s'engage dans la société
(社会に参与する方法)

まぁ詳しくは辞書を引いていただくことにして、僕が出会った dégager の用法を幾つか。

まずは、気に食わない奴がいたらこういってやりましょう。

Dégage !
(出て行け!失せろ!)

乱暴な言葉です。使って殴られても僕は知りません。「道を開けろ」という意味にもなります。

例えば、フランス語のテストで…

Dégagez les idées principales (dans le texte)
「(テクストの中の)主要な考えを抜き出しなさい」

ペタンクの作戦会議で聞いた表現にも、dégager。

On va d'abord dégager les boules devant le bouchon (but); après, ça va aller mieux, tranquille.
(まずは、目的球(ブッション、ビュット)の前のボールを取り除こう、そうすればもっと良くなるだろう)



さて、サッカー用語としての dégager。クイズといきましょう。

これは何を意味するでしょうか?上の用法をヒントに考えてみてください。

正解:→クリアする←(白字反転;コピーしようとしてください)

dégager le ballon という言い方が一般的なようですね。

例文
・Le ballon est bien(mal) dégagé.
(ボールがしっかり(下手に)○○○される);○○○には答えが入ります。

・Il a essayé de dégager le ballon.
(彼は、ボールを○○○しようとした)



人に言われて始めた企画ですが、いやぁ…勉強になりますね。

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週末の楽しみ:お宅の晩御飯

たまには晩飯でも公開してみるか…と思ったのでこんな記事です。お宅の晩御飯と言うよりは、男の晩御飯ですが。

国際学生寮では、語学学校の生徒たちは、ほぼ強制的に餌付けされます。飯代を支払わされる。土日を除いた平日は、その給食を食べているわけですが、まぁ、その質はほぼ日本の大学の学食を想像してもらえばいいかもしれません。いや、これでは多分正確ではない。日本の学食の、質は1.5倍劣り、量は1.5倍優るようなものを想像してもらうとピッタリくるかもしれません。

大きな声では言えませんが、不味い、美味しいとは決して言えない。

フランス語を学んだ生徒たちが、ふざけてこの学食を形容するのに使われるフランス語を一語挙げとくなら…

・dégueulasse

でしょうか。この言葉はねぇ…、例えばホームステイをしているをしている人だったら、たとえどんなにステイ先の飯が不味かろうと、絶対に言ってはいけない形容詞。というのも、この形容詞は、次の動詞から出来ていて、

・dégueuler

この動詞の意味が、→ゲロをぶちまける←(汚い言葉なので、いつものごとく白字反転です)。しかも、これはかなり品の悪い言葉。同じ意味を表す、もう少しお上品な動詞には、

・vomir

なんてあります。従って、dégueulasse は、→ゲロを吐くほど、クソ不味い←とでも訳しておきましょうか…。

ゲ○の言葉から、食べ物に繋げるなんてどういう神経してんだ…と自分でも思いますが(お食事中の方申し訳ありません)、こういう背景があって、給食のない土曜日・日曜日のご飯の内容を考えるのは、楽しみでもあり、時に自分で作らなければならない煩わしさでもあります。

ところで、すでに何度か話題にしていますが、僕はマルシェ(市場)に行くのが好きです。ディジョンの中心街で、土曜の朝に遅くとも11時くらいにはウロウロしています。髪の長い東洋人で、でっかい買い物袋提げたあんちゃんが居たら、十中八九、僕です。

毎週通い続ける動機は何か?

正直、カルフールなどといったスーパーマーケットのような店(日本のスーパーと規模を除けば、ほぼ変わりありません)での買い物だと、新しいものに「出会う」機会はあまりないですね。勿論、見たとしても、使い方が分らずに通り過ぎて行ってしまう場合が多い。僕はこういう買い物よりかは、マルシェの買い物を好みます。「これは何ですか?どうやって食べるのですか?お奨め何ですか?」なんかと聞いて、新しいものを試していくほうが面白い。まずこれが理由の1点。

それと、もう1点は、最近はこのために毎週通っているようなものだというものがこれ。
lait cru
生乳。僕は、朝に2杯(多いとき3杯)のコーヒー牛乳を飲まないと、目が覚めず、一日中機嫌が悪いという厄介な習慣を持っていて、コーヒーと牛乳だけは常に欠かしません。この牛乳は、本当に文字通り、生乳のようです。多分、火すら入れていない。その証拠に、すぐに質が悪くなるし、常温でおいておくと、沈殿物(要するにヨーグルトの失敗作のようなもの)が出来てしまいます。

ディジョンのマルシェだと、チーズなどを扱っているお店で、1,05€~1,50€の間で買えます。↑の写真は、1,05€。日本の紙パック牛乳より高くない。これは、週末のちょっとした贅沢のうちの一つですね。(ちなみに、1,05€で売っているお店では、11時半ごろにはこの牛乳が売り切れているんです…)

この牛乳が無くなったら、どうしているかというと…
lait savoureux
これ。ロングライフの牛乳。これは正直いって、旨くないなぁ。常温管理出来るような代物です。かといって、生乳は1週間もたないので、これを飲んでいますが。実は、生の牛乳や、加熱殺菌しただけの(日本の紙パックのような)牛乳は、スーパーではあんまり扱われていないんですよ。扱われていたとしても、高い。1,80€くらいしてしまう。主流は、こっちのロングライフみたいです。



んで…晩御飯。昨日の晩御飯。一食にしてみれば、多少高くつきますが、それでもレストランへ行くよりかは、はるかに安上がりで、しかも美味しかったりするので、僕は最近ほとんどレストランへは行かず、マルシェの買い物で贅沢をすることを考えていますね。で…ちょっとした贅沢の晩御飯の内容を公開。見栄えはよくないです。繰り返しますが、大食漢の男の晩飯です。
choucroute.png
choucroute(シュークルト):ドイツ語ではザウアークラウトとも言って、キャベツの千切りを塩漬けして発酵させたもの。アルザス地方の料理。好みが分かれるようですが、僕は好物。たぶん、買ってるお店のマダムの腕が良いのだと思う…。色々食べ方はあるみたいですが、僕はベーコンを少し加えて温めただけ。キャベツの甘みと発酵した酸味がなんとも言えないですね。写真は500グラムくらい。1キロで5,50€。

knack (クナック):ソーセージ(赤みが強いほう)です。肉が柔らかく、滑らかな歯ごたえのソーセージ。1キロ16,50€(この店は味の質とともに値段も高めなのです)。

saussice aux herbes (ハーブ入りのソーセージ):肌色のソーセージ。あらびきの肉にハーブ。1キロ16,50€。写真はクナックと合わせて、300グラムぐらいだと思います(食い過ぎとかは言わない!)。3つ合わせて、約7~8€くらい。レストラン行くよりかは格安の贅沢。

あと、皿に載っているのは、リンゴ(1キロ2€)。写真ではわざと切れて見えるようにしてあるのは、トマトの野菜スープ(見栄えはよくないので…)とパン少々を加えて晩飯。


先々週は、こんな食事でした。
cuisse de canard
cuisse de canard (鴨の足):衣をつけて揚げたもの。ちょっと失敗作。鴨の足は、1キロで10,50€。写真は300グラム以下だったと思います。

frites (フリット):揚げたジャガイモ。ジャガイモは1キロ1€くらい。写真は…覚えてないなぁ。揚げている最中に食べていたからなぁ。

これにカブとニンジンとタマネギとニンニクで作ったスープ。

まぁ、こんなの食ってりゃ太るわな。

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近況報告

近況報告とこれからの課題

自分の語学力について書いたことがなかったので、今更ですが書きます。

僕が通う語学学校のシステムは6段階に分けられていて、今、僕がいるのは6段階目。一番上ということになります。一応日本を出る前にレベル4くらいから入って3学期間で6まであがれればなぁ、なんて思って日本を出てきたので、目標は達成かな、というところです。

まぁ語学学校のシステムはシステム。テストさえ通れば、自動的にあがっていくので、客観的な指標にはなりえないというのが実のところ。一応6段階目はDALFのC2準備クラスに相当しますが、これは合格しないだろうなぁ…というのが自己評価です。より易しいC1はどうだろうなぁ受かるかなぁ…というレベルですね。

オーラル面がまだまだ弱い。ある程度、上手く話を即興で組み立てられなければ目標はクリアできないので、まだまだ厳しい。聞くほうはあまり苦がなくなってきてるのですが、話すほうがやっぱり弱い。絶対量が足りない。まぁ、話し言葉としてのフランス語と付き合い始めて、まだ1年未満なのでしゃーないかぁ…というところ。

ちなみに、クラスはカナダ人アメリカ人など、多分高校からそれなりにフランス語と付き合ってきてる人たちばかりで、やっぱり彼らはよーく喋るわ…。それとクラスには僕の倍くらいフランスにいる韓国人とスロヴァキア人が一人ずつ。話し言葉と付き合ってきた時間の差がよく出てる。

語学学校のテストの結果を見ても、書く能力が補っている部分がかなり大きいのです。文法と特定の語彙には強いので、それを使いながら書くのは得意。読むほうはどうか、というと語彙に大きな偏りがあって、かなり基本的な語彙がよく抜けていたりして、あまり安定はしないですね。これももう少し時間をかけて補いたいところ。語彙がゴソっと抜けている特定分野から出題されると、困りますねぇ。

仏検に換算したらどれくらいになるんだろう?ってのはよく分ってません。一応、仏検1級が受かるくらいの語学力を!と目指してフランスにやってきたけど、どうだろうなぁ…。仏検もDALFも、今のところ必要性を感じていないのでそれのための対策をしていないので正直なところよくわかりません。受験料もバカにならないし、どうせやるなら一発で受かりたいし、ということで、もう少し勉強したいですね。

結論:自分はどの程度なのかよく分らないということでした。

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サッカー用語1:サッカーボール

サッカー用語について紹介して欲しいと、このブログをお読みいただいている方からリクエストがありましたので、それに答えようという企画。こういうリクエストはブログの記事の方向性についていつも見失いがちになる、つまり読んでいる人のことを忘れてしまいがちになる(フランス語について書くときはとりわけ自覚あります)僕にとっては有難いご要望です。

ただ、不思議なもので、僕自身サッカーにあまり興味がない人間なんですが(野球かサッカーなら野球をとります)、フランス語を介すれば、調べてみよう!と思い立ったわけです。ただね、これは翻ってみれば、日本語の方が変になる可能性がある。古いサッカー用語でうっかり訳しちゃったりとかね…。

ウィキ・ペディアとか、語学学校にある教材をペラペラとめくって見ると、これをしっかり網羅するとなると、結構大変な作業だなぁ…、しかも、サッカーにあまり興味ない人にもフランス語の学習という観点から、少しでも興味をひけるような形で記事を書くとなると、なおのこと大変だなぁと思いましたので、記事は小出しという作戦をとります。出来るだけ続けてみようと思ってます。

まずは、「サッカーボール」をフランス語でどういうか?一見すると、バカバカしいような問題から始めましょう。実は、「ボール」と一口に言っても、実は日本語の「ボール」とフランス語の「ボール」は一致しないんです。「球状のもの」に相当する単語が、僕が思いつく限りで、3つあります。

さて、ここでクイズ。「サッカーボール」を指す場合、次のどの単語を使うでしょう?どの単語も訳そうと思えば、「ボール」になります。ちなみに、フランス語で「サッカー」は、イギリス英語と同じで、football(男性名詞)あるいは foot(男性) と言います。

1. une boule (ブール)
2. un ballon (バロン)
3. un balle (バール)


多分、どれを使ってもフランス人には通じるんでしょうけどね。一応、正解は2としておきます。ラジオの中継で、「ボールがどうなった」という場合は、いつも ballon と言ってます。じゃあ、この3つの違いは何か?

これを一口に言うのは難しいのですが、大きさ・ボールの出来方によって、使い分けるみたいです。詳しくは是非辞書を見て頂きたい。一応ね、大きさ順に並び替えると、

大 ballon:サッカー・ラグビーなどの大型のボール
中 boule:ペタンク・ボーリングなどのボール
小 balle:テニス・野球・卓球などの小型のボール

中に、ボーリングが含まれているので、boule も大きいじゃないか!という反論は覚悟の上でこういう分類をしてみました。ただね、これは暫定的な区別。各々の単語を見ていくと、ボールの出来方、ボーリングがなぜ boule に分類されるのか、という理由も見えてきそうです。

・ballon 
これには、「気球」という意味もあるんです。ここから、中に空気等が入ったボールのことを指すと考えられます。ところで、バスケットボールは basket-ball、バレーボールは  volley-ball という単語が存在してまして、これらのボールのサイズは大きいですが、これは英語からの転用。試合中になんと言っているのかは、確認してません。これは皆さんにお任せします。

・boule
第一義には「球状のもの」という意味があります。「糸の玉(boule de fil)」なんかはコレで表すみたいです。まぁ、ボーリングとペタンクの球を考えてみれば、中身が均質の素材で詰まった「ボール」と考えることも出来ますよね。

・balle
これは、ballon との対比で大きさで区別されるようです。他にも「弾丸」という意味があります。

さて、詳しく区別をしたところで…
サッカーボールはこういうようです。

・un ballon rond, ballon de foot(ball)

前者は文字通りにとるなら「丸い球」。これで「サッカーボール」を指すとは恐るべきフランス語。

ちなみに、ラグビーボールは

・un ballon ovale, un ballon de rugby

文字通りにとるなら、「楕円形・卵型の球」。コレもなぁ…。

なぜこんな細かい区別を知っているか、というと僕個人の経験に基づきます。

非フランス人に、「ペタンク」の説明をするときに、「ボールを投げるゲームだよ」と説明するのですが、僕にとってのペタンクのボールは、boule なので、この単語を使ってしまう。この場合、balle は英語の ball と似ているので知っている人は多いのですが、一方で、boule と言って通じない時がある。boule という単語も、また、この3つの違いを知らない人にとっては、この単語が何を意味するか分らないみたいです。まぁ、フランス語厄介ですね。

前置き込みとはいえ、ボール1個でこんなに長くなるとはねぇ。

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